経済学者「BTCが今年最高価格更新が難しい」5つの理由|ICEの仮想通貨ビジネス参入も大きく影響せず | 仮想通貨まとめ

ICE参入や仮想通貨ETFの話題…仮想通貨価格には”大きく”影響せず

仮想通貨ETFの登場やNYSE(ニューヨーク証券取引所)の親会社であるICE(米インターコンチネンタル取引所)の仮想通貨ビジネス参入といった話題に沸き立つ仮想通貨界隈。

しかし、沸き立つのは気持ちばかりで、価格の向上にはあまり貢献していない模様です。

結果として発表から4時間ほどで、相場は反落、大きなファンダメンタルズ要因も、弱気相場の流れにかき消される形で、相場への良い影響を見ることはできませんでした。
一時的なボックス相場を抜けると、ビットコインはさらなる価格下落を継続させ、7月30日から16%のマイナス、日本円で14万円強の急落を見せ、現在も相場の転換の兆しは見えていません。

2017年ならば、ちょっとしたニュースがダイレクトにBTC価格などに反映されました。

2018年以降は、その傾向が薄くなっています。

なぜなのでしょうか。

CoinPostでの分析

この状況については、仮想通貨メディアであるCoinPostは次のように分析しています。

ICEの動きに懐疑的な意見

ウォール街にて長年経験を積んだCaitlin Long氏は、この提携が、仮想通貨の金融化におけるもろ刃の剣であると主張

仮想通貨の金融化は、流動性を飛躍的に高めることができるというメリットがあるのですが、その一方、▼

現物流通量以上に、紙信用の方がより多く発行された場合、現物の実際価値が下がる仕組みである「Circulation Credit」を引き起こす可能性があると言及

大口の動きの活発化

また、仮想通貨価格が低迷したり、あるいは世界的な規制強化の動きなどにより、OTC取引が増加していることも影響しているようです。

一般投資家の関心が低下し、取引高が減る一方で、OTC取引市場が2〜3倍の規模になっている
通常取引の出来高減少、またOTC取引の出来高の巨大化により、OTCが全体相場への影響を肥大化させている可能性があると危惧
ファンダメンタルズ要因の相場への影響が軽減されているかもしません。

経済学者Tuur Demeester氏があげる「仮想通貨が伸びない5つの理由」

そして、”知る人ぞ知る”仮想通貨のインフルエンサーであり、経済学者でもあるTuur Demeester氏は、次のように言及しています。

2017年年末に見た熱狂的な2万ドル相場は2015年8月(200ドル以下)から開始したため、再度同じ相場を見せるにはそれ相当の年月(当時は30ヵ月)はかかると思ったほうがいい

そして、長期相場には強気なDemeester氏。しかし、ただ楽観視しているわけではありません▼

その理由として、次の5つをあげています。

2018年が市場の分かれ目になる5つの理由

1.相場が低調している中、マイニングハッシュパワーが上がり続ける状況で、マイニングマシンはより高価となり、マイナーは設備の更新に追いつかず、結果、マイニングした通貨を売りに出すことになり、市場流通量が上昇する。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 31826 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。