仮想通貨プロジェクトにスタバ参画、「スタバコーヒーが仮想通貨で買える」噂流れる

先日、ニューヨーク証券取引所の親会社である米ICEにより仮想通貨プラットフォームが立ち上げられることがニュースで流れました。

このプロジェクトにはスターバックスも参加。

「仮想通貨プロジェクトに参加する主要な小売業者」ということで、報道の一部では、「スタバコーヒーが仮想通貨で買えるようになる」といううわさも流れました。

NYSEの親会社による仮想通貨プラットフォーム立ち上げに関する記事▼

このプラットホームを通じて、スターバックスの利用客は、ビットコインなどの仮想通貨で支払いができるようになる。

しかし、この期待はどうやら憶測のようです。
スターバックスの広報担当者が、米メディアのマザーボードにこの噂を否定するコメントを行いました。

スターバックスは、ビットコイン(BTC)やほかの仮想通貨による支払いを受け付けないことを否定した。
「顧客はビットコインでフラペチーノを買うことはできない」
Starbucksではデジタル資産を受け付けないと明確にすることが重要だ。
新プラットフォーム「バックト」で「ビットコインのようなデジタル資産を米ドルに交換すれば、スターバックスで使うことができる」

そして、スターバックス広報担当は最後、次のように付け加えたとのこと▼

「現在、我々はビットコインの交換・取引を立ち上げることは発表しています。我々は、新プラットフォームの進化に伴い、消費者や規制当局と話し合っていく予定です」

アメリカのモバイル決済の雄は「スターバックス」

なぜこのように頑なに仮想通貨決済を否定するのでしょうか。

背景には、米のモバイル決済アプリの雄はスターバックスである事実があるのかもしれません。

あまり知られていない事実だが、米国における近接(Proximity)型モバイル決済のリーダーは、「Apple Pay」でも「Google Pay」でもなく、Starbucksだ
モバイル決済プラットフォームの大手(Apple PayやGoogle Pay)が、ユーザー数でコーヒーショップの後塵を拝している
Starbucksで半年に1回はモバイル決済をするユーザーが2018年には2300万人になる見込み
Starbucksはモバイル決済に2010年から取り組んでいる

すでにモバイル決済を導入し、その決済ビジネスが順調に進んでいるなら、仮想通貨決済を”わざわざ”導入する必要がないと感じるのかもしれません。

決済サービス業が仮想通貨取引に参入する流れ

業種関係なく、ただただ、「モバイル決済」→「仮想通貨プラットフォーム」という流れだけを追うと、LINEやSquareと似ているように感じます。

▼”アンチ仮想通貨”であるシュワルツ氏がCEOを辞任したことから仮想通貨フレンドリーに思えたスタバ▼

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 4206 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。