Uber共同創業者、仮想通貨取引所を立上げへ|取引手数料無料、チャットと電話で24時間サポート | 仮想通貨まとめ

Uber共同創業者が関与するボイジャーデジタル、仮想通貨取引アプリを計画

米ニューヨークを拠点とするVoyager Degital(ボイジャー・デジタル)社は25日、Bビットコインやイーサリアムなど15以上の仮想通貨を取引できる仮想通貨交換アプリを立ち上げるという計画を明らかにしました。

今年の10月下旬にはローンチ予定、すでにテストは始まっています。

今朝、UberなどのサービスがEUの一部地域やオーストラリアにおいて仮想通貨で購入できるようになったとお伝えしましたが▼

このボイジャー・デジタル、Uberの共同創業者や初期の投資家、Eトレードの元CEOなどが参画しています。

Voyager社は、2017年に設立されたスタートアップですが、アメリカのブローカー・ディーラーライセンスを有する暗号資産仲介業者で、自動車配車大手のウーバーの基本技術を構築。
このボイジャーと呼ばれる新たな仮想通貨交換所はウーバーの初期の投資家であるフィリップ・イータン氏と同社の共同創業者であるオスカー・サラザール氏によって立ち上げられた。
CTOを務めたOscar Salazar氏、オンライン取引老舗の金融サービス会社、E*Trade社のCEOを務めた金融業界のベテラン、Stephen Ehrlich氏が創設者として名を連ねています。

最大の特徴は「取引手数料無料」

今回の仮想通貨取引アプリの最大の特徴は「取引手数料無料」という点。

日本国内の仮想通貨取引所を始め、多くの取引所では手数料がかかります。
Binanceはたまにネガティブなイベントがあると70%オフとか手数料無料とかやっていますが、あくまでも「期間限定」。
取引手数料は取引所にとって最大の収益源ともなっています。

そんな中、手数料無料にして利益は大丈夫なのでしょうか。

Voyager社は、「取引を実行する時点でのコインの平均価格を上回ることで、収益の差を補う」ビジネスモデルを構築

また、同じく”手数料無料”を掲げている競合他社を意識しており▼

すでにアメリカでビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の手数料無料取引を提供している株式取引アプリ大手のRobinhoodをライバルとして目標に据えている

この他、次のようなサービスを計画しているとのこと▼

・口座の即座開設 法定通貨と仮想通貨による、最低額設定なしの入金
・最も普及しているデジタル資産のうち、15以上にアクセス可能
・市況に応じた最適な交換の組み合わせによる、スマートオーダールーティング
・有利な価格設定と、手数料なしでの高速な法定通貨ーコイン取引、コイン同士の取引
・ニュース、SNSフィード、アラートを使用してユーザーと市場をつなぐ
・使いやすいインターフェイスと高度なツールによる取引、アイデアの研究、投資の追跡
・チャットと電話による、24時間年中無休の業界最高クラスのカスタマーサービス

人によっては些細なことに感じるかもしれませんが、最後の「電話とチャットによるサポート」は、投資家にとってかなりの安心感につながるのではないでしょうか。

というのも、国内・海外問わず、ほとんどの取引所は「電話で聞けない」からです。
問い合わせフォームからヘルプを出すしかないのですが、この”対応の悪さ”で仮想通貨取引所の評判が下がることもあります。

「伝統的な証券業での経験を仮想通貨ビジネスに活かす」

ボイジャー・デジタルの強みとしては「創業メンバーに伝統的な金融業界の経験者がいること」ではないでしょうか。
というのも、今の仮想通貨業界でもっとも必要とされているのは「金融のセンス」だからです。

CEOのStephen Ehrlich氏は長らくオンライントレードに従事していた証券マン。
同氏によれば、仮想通貨のマーケットの課題として次のようなものがあるのだとか。

「特定の取引所で取引を行う際、流動性が十分でない場合がある」

そのため、同社のアプリに次のような機能をもたせ、より流動性を高める工夫を行うとのこと▼

10の取引所及び、3つの国外を含むマーケットメーカーに、同時に接続してその価格を表示することで、Voyager社は、CoinbaseやBinanceのような単独の取引所よりも安い価格で、購入と売り注文を一貫して実行することができるような、アプリを提供する

もし、このような問題が解決すれば、流動性が高まりボラティリティが落ち着いてくる可能性も出てきます。
ひいては、SECがETF実現にかかげた条件をも満たすことにつながるかもしれません▼

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 12454 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。