仮想通貨と”女性”の関係|仮想通貨投資家に占める女性の割合は6%→13%、ブロックチェーン業界で働くCEOの感想は | 仮想通貨まとめ
仮想通貨において女性は”少数派”

仮想通貨において女性は”少数派”

仮想通貨市場のパイ自体が小さいのもありますが、投資家の割合などにおいても女性は少数派です。


その原因はいくつかあげられます。
仮想通貨のハナシが多岐にわたり、特に女性にニガテな技術的な話が多いこと(もちろんそういうのに喜々としてついていく女性もいます)、難しい用語が多いことなどが挙げられるなどがあるかと思います。

また、一般的に仮想通貨の価格変動は他の金融商品に比べて激しくなっています。
このボラティリティの高さも、女性が仮想通貨を忌避する原因になっているかもしれません。

 「ストレス下の決断において、リスクと報酬は異なって処理される」と題された研究はリスクにさらされた男女の違いを説明しています▼

リスクの伴う決断において、ストレスが戦略における男女差を増幅させ、ストレス下では、男性がより大きなリスクを、女性がより小さなリスクをとる

この結果は、生物学的な観点からも説明ができるようで、▼

「女性の方が男性よりも“リスクのもたらすマイナスの結果”に重きをおく」
最も大きな2つの要素は、①戦略的目標を達成するのに役立つ可能性②関係する人々にそのリスクが及ぼす影響である
男性は①の前者、女性は②の後者により、重点を置く傾向がある

だからこそ、女性のお金のスタンスでもっとも多いのは「貯金」「節約」なのかもしれません。
自分と家族を守るのにもっとも適した”保守的な”管理方法だからです。

とはいえ、徐々に仮想通貨が普及するにつれ、また、男女の格差の縮小などにより、状況は少しずつ変わってきたようです。

女性の仮想通貨投資家、6%から12%へ上昇

2018年になり、女性の仮想通貨投資家が徐々に増えてきた模様。価格が低迷したことで恐怖心が薄れたのでしょうか。

ロンドンの仮想通貨取引所London Block Exchange(以下LBE)が調査したところ、以下の結果が明らかになりました。

この6ヶ月で女性の仮想通貨投資率が6%から13%へ2倍以上に増えた

特に興味深いのが「ミレニアル世代(1980年代~2000年代初頭に生まれた人たち)」が多いとのこと▼

5人に1人の割合でミレニアル世代の女性が仮想通貨に興味を持っていることがわかった

価格が高騰しているとき、あるいはそれほど認知度が高くないとき、女性は手を出そうとしませんでした。
「下落するリスク」「よく分からないがゆえのリスク」を忌避したためと思われます。

では、「認知度がいったん上昇し」「ある程度の知識を得」、そして「その金融商品の価格が下がったら」どうでしょうか?

女性には「投資のチャンス!」と映るのかもしれません。

心理学観点から見ても女性は男性に比べて、FOMO(Fear of missing out)つまり機会損失への危機感が少ないのではないか

そして、LBTのビジネスアナリストのRoeyer氏は調査結果を受けて、次のように述べています▼

ここ6ヶ月での研究結果では、仮想通貨へ参入する男性率は低下しており、一方で女性の参入率は増えています。
ビットコインが下落した後に女性の市場参入率が多かったことから見ても女性の方が投資家としてより知識豊かな方が多いのかもしれません。

仮想通貨業界で働く女性も増加

また、一般的には、技術的な話は女性が苦手とするところですが、、、

逆にそういった要素や将来性、非中央集権的要素に惹かれて仮想通貨(ブロックチェーンを含む)業界で働く女性も増えてきています。

前アメリカ大統領オバマ氏の広報担当、現Global Situation Room代表であるJohanna Maska氏は、仮想通貨やブロックチェーンに関する業界の女性の進出について、次のように述べています。

Blockshowのスピーカーを見て見ても、多くの女性がスピーカーとしても参加しています。ここにきている人たちを見ても女性がこの業界で活躍できる場が多く存在しています。

このコメントはCoinPostが彼女に直接インタビューした際のものですが、これ以外にも、仮想通貨やブロックチェーンの革新的なテクノロジーや規制の必要性などについて語っていたとのこと。

ただ、その一方、仮想通貨業界で働く女性”ならでは”の悩みもあるようです。

Ethereumのウォレット開発などを行うParityのCEOユッタ・シュタイナー博士は、コインテレグラフのインタビュアーの以下の質問に対し、▼

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 13031 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。