Coinbase、政治献金団体を設立

7月20日夜に公開された政府文書によれば、仮想通貨交換所のコインベースは、政治行動委員会(PAC)を結成しました。

米連邦選挙委員会の発表によれば、18年6月に同交換所は「コインベース政治行動委員会(PAC)」を結成したが、まだ資金調達や献金をしていない。

ただ、後述しますが、コインベースのPACは献金をしていなくても、コインベース自体はすでに寄付を行っているんじゃないか、という報道もなされています。

政治行動委員会(PAC)とは

PACは企業や組合などが選挙運動に多額の資金を投じるための手段

PACとはアメリカ合衆国でいうところの選挙における政治資金団体のこと。

アメリカにおいて企業、団体、組合などが政党や政治家に直接献金を行うことは禁止されています。
そのため、通常は政治活動委員会(PAC)という政治資金団体を設立して個人(企業の役員や大口個人株主)から資金を集めそれを献金するというスタイルをとります。

米国の政治活動委員会(PAC)は、同様の政治方針や政治的目標を持つメンバーから寄付を集め、選挙の候補者や投票のために献金する団体だ。
PACは連邦選挙管理委員会に登録しなければならない。

従前は企業などが政治献金を行うことが禁じられていました。
しかし、2010年のシチズンズ・ユナイテッド対FECの米最高裁判決により、選挙運動における企業や組合の政治献金を禁止した条項が覆され、企業などが選挙運動に献金することが合法となりました。

とはいえ、企業や組合が直接政治献金することは今もタブーです。
そのため、別団体でPACを組織し、そこから献金するということになっています。

何らかの行動や見返りを候補者との間で調整することは控えなければなりません。

広報担当者は明らかにしないがCNNは「すでに寄付済み」

コインベースの広報部長であるエリオット・サザーズ氏は、同交換所がPACを開始したことを認めたが、リリース時に詳細を提供することを拒否した。

コインベースのPACからの政治献金はいまだ行われていない模様ですが、CNNの報道によれば、コインベース自身はすでに寄付を行っているとされています。

交換所自体はすでに81000ドル以上を寄付している
コインベースは、議員候補者でありバラク・オバマ大統領の元科学技術顧問であるブライアン・フォーデ氏に78000ドルを寄付した。
残りの3000ドルは、「BIT PAC」を通じ、ジャスティン・アマッシュ氏とジョシュ・マンデル氏に寄付した

Coinbaseがこのような団体を設立することに何らかの意図を感じる人は少なくないのでは、と思います。

明らかなことは何もわかりませんが、仮想通貨規制などに関係する意図がありそうだなとは感じます。

余談ですが、仮想通貨は政治献金の一手段として一部の米政治家から好まれています▼

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鈴木まゆ子 / 1048 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。