香港の資産運用会社、仮想通貨のカストディサービス開始

アジアを拠点に活動する資産運用会社フサン・インベストメント・オフィスが香港でカストディサービスを計画していることが明らかになりました。

このカストディサービスの名称は「フサン・ボルト」。
クライアントのデジタル資産を保管するほか、定期的な監査も提供するとのこと。
今年の第四半期からのサービス開始を検討している模様です。

同社のCEOによれば、仮想通貨についてはカストディサービスが超重要課題になってきているとのこと▼

従来の金融におけるカストディサービスのように、独立した第三者がクライアントの仮想通貨を保管するニーズが高まっている
デジタル資産は無記名債券に類似している。
債券の所有者情報は登録されてなく、債券を保有している者が所有者であるとみなされるような状況だ。
従って、デジタル資産を安全に保管する方法が最も重要だ

同社は本カストディサービスを始めるにあたり、すでに保険会社と提携しているとのことです。
さらに、同社は香港の証券先物委員会のライセンスを保有し、シンガポールの金融監督局の規制を受けています。

増えつつあるカストディサービスとリアルな課題

すでに本サイトでお伝えしているように、仮想通貨に関するカストディサービスは米大手仮想通貨取引所Coinbaseが開始しています。

そしてすでにヘッジファンドのデジタル資産を委託されました▼

今後もこのようなサービスを提供する会社は増えてくるものと思われます。

過去、かつてビットフライヤーとコインチェックが保険会社と提携したことで注目を集めました。が、ビットフライヤーは「日本円のみ対象」コインチェックについては「交渉中」であり、投資家側が期待するカストディサービスとは程遠いものでした▼

しかし、今後はNEM流出事件の教訓から、きちんとしたカストディサービスでなければ投資家が納得しないでしょう。
こういったことから、大手(で頭がそれほど固くないところ)を中心にカストディサービスを開始していくものと思われます(特に銀行と保険)。

ただし、だからといって課題がないわけではありません。
仮想通貨は通常の金融資産と異なり、ブロックチェーンベース上にある秘密鍵をどう取り扱うかが焦点だからです。

あなたは本当に集中サービスを信頼できますか?信頼性が低く、メンテナンス期間が長く、必要なときに資金が滞った場合はどうなりますか?ハッキングやDDoS攻撃を受けるとどうなりますか?あるいは、当局によって(韓国で起こるように)シャットダウンすることもできますか?

can you really trust a centralized service? What if they have low reliability or abusive maintenance periods and your funds get stuck when you need them ? What if they get hacked or DDOSed? Or even shut down by authorities (like it may happen in Korea )?

つまり、他の金融商品以上に求められるスキルが非常に高くなる、ということです。

そのため、カストディアンは相応の手数料をもらわないと適切なサービスは行えないでしょう。
また、預ける側もリテールは排除し、機関投資家のみが対象になるかと思われます。資金力の問題があるからです。

今後、適切なカストディアンサービスを増やすには、こういった課題の解決が必要になってくるものと思われます。

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鈴木まゆ子 / 3974 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。