スイスの証券取引所最大手、仮想通貨取引所事業に前向き|ICO世界第2位のスイス、デジタル金融の信頼確保に動く | 仮想通貨まとめ

スイスの証券取引所最大手、仮想通貨取引事業に前向き

世界のあちこちで仮想通貨取引ビジネスに参入する企業が登場しています。
証券業界も名乗りを上げるようになりました。

スイスの主要証券取引所の親会社であるSIXグループが、自社のデジタル取引プラットフォームで仮想通貨取引サービスを提供する計画を練っていることが明らかになりました。

SIX グループのスイス取引所は先週、デジタル資産で「エンドツーエンド」の取引所を立ち上げ。潜在的にいずれ、ビットコインのような仮想通貨の取引につなげる可能性を広げた

本取引所は2019年半ばまでにはきちんとレギュレーションに対応した形にするとのこと。
また、本サービスでは、証券に分類されないICOに関してもコンサルティングを提供することを予定しているのだとか。

また、▼

プラットフォームで取り扱うデジタル資産についての明確な言及はせず、「仮想通貨取引については議論の余地がある」としています。
その一方、追加でデジタル資産をプラットフォームに載せることは可能であるとし、その場合には事前のデューデリジェンスを行うことを明らかにしました。

SIXグループの広報担当者は、「仮想通貨の世界でアカウンタビリティ(説明責任)と透明性を確保することが真のサービスだ」とし、次のようにコメントしています。

「これに関心を示しているのは、従来の金融サービス提供業者と投資家だけではなく、デジタル資産で資金を集め、取引をする新しいデジタルの機会を利用したい数多くの企業や投資家も同様である」

また、CEO曰く、▼

「スイス証券取引所は主流な市場を形成しており、投資家はその安全性を信頼し、仮想資産を取引できる」
「デジタルは今後も存続し、我々の産業の将来を特徴づける。金融産業には今、伝統的な金融サービスと、デジタル社会の橋渡しが必要だ」

このSIXグループの動きにより、BTC価格が一時上昇。この”買い”の背景には次の期待があります▼▼

世界有数の”Crypto Valley”スイス、ICOは世界第二位に

世界で有数のCrypto Valleyとして知られるSwiss。

世界が仮想通貨への引き締めや懸念に左右される中、淡々とブロックチェーンと仮想通貨ビジネスの下地作りを行ってきました。

▼ツーク市ではブロックチェーンを選挙の投票に活用▼

さらに、ICOに関しては資金調達額が世界で2位という結果に▼▼

アナリストらによる調査で、米国、スイス、シンガポールが、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)に「最も好意的な」国の上位3カ国にランク付けされた。
先月末にはコンサルティング企業PwCとスイスのクリプトバレー協会が、18年前半におけるICOの資金調達額が過去最高を記録し、既に17年全体の2倍に達しているとのレポートを発表している

証券に該当するか否かの議論をめぐって、規制の対象として制限がかかりやすいICO。
しかしその世界の潮流とは逆に、Crypto Valleyであるスイスでは、ICOはむしろ盛んに行われています。
その結果、世界第2位のICO大国となった模様。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 11112 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。