「ビットコインは最善の投資先」国際金融機関Susquehanna見解|分散投資で仮想通貨を取り込むことは「よりよい選択」 | 仮想通貨まとめ

国際金融機関Sasquehanna International Group、仮想通貨投資について言及

「仮想通貨は危険」「バブルだ」と言われるゆえんは、その性質が他の投資対象と大きく異なる点にあります。

市場がいまだ小さいゆえ、流動性が低くボラティリティ(価格変動性)が高く、そして法規制がまだ未熟です。

ただ、その状況は変わりつつあります。

国際金融機関Susquehanna International Group(サスケハナ・インターナショナル・グループ。以下「SIG」)のデジタル資産部門責任者であるBart Smith氏は10日、TV番組“Fast Money”で、ビットコイン投資が仮想通貨投資家にとって「よい選択である」という見解を示しました。

ビットコインの仕組みが他の仮想通貨に比べて劣るという意見が昨今仮想通貨投資家界隈からは聞こえてきます。

が、それはあくまでも技術面などの話(ポジトークも多少含まれているかもしれません)。

金融の専門家は次の材料を理由に、ビットコインの投資先としての価値に言及しています▼

ビットコインのアウトパフォーマンスの高さ

ビットコインがユースケースを確立したという事実は、他の暗号化された通貨に対して競争優位性を与える

仮想通貨として認知度をもっとも持っているものはビットコインにほかなりません。
仮想通貨価格の変動をチェックする際、こだわっている人は違うかもしれませんが、一般的にはまず「ビットコイン価格」に意識が向きます。

その背景には

・仮想通貨決済としてもっとも広まっているのがビットコインであること
・仮想通貨ATMといえばビットコインのものがほとんどであること
・ETFなどの議論になる際、まっさきに検討が行われる材料がビットコインであること

などがあるかと思われます。

さらに、このビットコインの優位性がゆえに、ビットコインで何か”将来性のあるイベント”が報道されると、他のコインについても影響を及ぼします。
つまり、ビットコイン価格の上昇は、仮想通貨市場全体の上昇につながるのです。

ビットコインのアウトパフォーマンスの高さを疑う人はほとんどいないでしょう。

ビットコインが出稼ぎの送金手段に使われている事実

さらに、インフラがすでに整っているビットコインの”決済手段”としての有用性にも言及▼

彼らは銀行の伝統的な方法を用いており、それは遅く、値段も高い。そして時にはその送金が良いか悪いかに関わらず、阻止されるケースもある。
ビットコインを使えば送金は誰も止める事ができないし、何より速くて安い。

仮想通貨界隈にかかわっていると知らざるを得ない現実ですが、、、


日本を含めた先進国のように「金融インフラが整っている国」というのは実は少数派です。

世界の多くの国には、銀行すらなかったり、あっても主流じゃなかったり信用できなかったりします。
また、国際送金には高い手数料がかかります。

一方、海外に出稼ぎに出る人は決して富裕層ではなく、貧しい層の人たちです。
彼らに2500円や4000円の国際送金手数料は「ムダ」以外の何物でもないでしょう。
現実にはハンドキャリーで母国に生活費を持ち帰っているのですが、フィジカルな媒体であるがゆえの危険性が常に伴います。

仮想通貨であれば、そのリスクを低減できます。

そして、その送金手段としてもっともメジャーなのがビットコインなのです。

とはいえ、「価格変動が激しい」として知られるのが仮想通貨市場。
ただ、昨年に比べれば割と落ち着いてきているともいえるかもしれません▼

最近は投機的な使用に走る人も少なくなってきたことで値動きは当時に比べればだいぶ大人しくなってきた印象もある

ゆえに、今後は決済手段としての機能が問われるフェーズに入っていくものとみられています。

分散投資としても「仮想通貨をポートフォリオの一つにすることはよい選択」

また、金融の専門家である広瀬隆雄氏のVoicyでも語られていたことですが、仮想通貨をポートフォリオに組み込むことは、分散投資の上では「よい選択だ」とされています▼

資産運用を行う上で、儲かると思ったものを思いつくままに投資すれば、投資対象の偏りや過剰な金額での投資を引き起こし、大きな損失を被ることがあります。
そこで、リスクを管理しながら収益を上げるために、資産運用のための全体像としての基本設計図を作成します。それがポートフォリオです。

分散投資を行う上で、ポートフォリオを組むわけですが、この時、その投資スタンスが「リターン重視」である場合、ある程度のリスクをとることが必要とされます。
このリスクのうちには価格変動も入ります。つまり、仮想通貨も対象になりうるのです。

ポートフォリオでは、投資対象の大きなくくりである資産での分類を使います。国内株式、国内債券、外国株式(先進国、新興国)、外国債券、REITや不動産、現金(預金など)です。
これらのリスク度(価格変動の大きさ)や値動きの要因がそれぞれ異なることに着目して、自分の運用財産の中にどの資産をどれだけの割合で組入れていくか決めるのがポートフォリオの構築です。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。