美容整形大国の韓国では「誇大広告」「虚偽広告」が問題化

「美容整形大国」としての顔を持つ韓国。

韓国人女性の約4割が整形をしており、6割が自分の顔に不満をもっているため整形に憧れていると言われています。


しかし、その「整形大国であるがゆえの問題」も出てきています。

2014年12月1日、韓国紙・朝鮮日報は、虚偽広告や誇大広告の影響で、韓国内で美容整形手術に関する消費者の不満や相談が増加していると報じた。
美容整形手術に関する消費者からの相談件数は、2011年が4045件だったのに対し、今年は1〜9月までですでに3763件に達しており、大幅な増加傾向が見られる。
問題は、ネット上や交通機関に掲示されるこれらの広告が、医療広告審議委員会による事前審議の対象になっておらず、誇大広告や虚偽広告が多いことにある。
具体的な事例としては、「手術前後の比較写真が同条件で撮影されていない」「治療期間や副作用などの重要な情報が記載されていない」「『学生割引』や『限定100人』などの文句で医療機関を紹介している」「満足度100%など、治療を保証する語句を使用している」などがあるが、これらはすべて医療法で禁止されている。

需要があるからこその誇大広告ですが、だからといって「美容整形を止めるべし」とも言いづらいもの。
また、医者の腕を軒並み上げるのも現実的には困難です。

誰も彼もが高須かっちゃんみたいにスゴ腕を持てるわけではありません。
(手術受けたことないからわかんないけど)

こういった誇大広告や虚偽広告を法律などで規制するにしても限界があります。
法律の規制は、やりようによってはいくらでも「抜け穴」を作ることができるからです。

ならば、「虚偽」「誇大」を技術的に防ぐ方法はないか?

そこで期待されているのが美容整形広告におけるブロックチェーンの活用です。

美容整形の誇大広告をブロックチェーンで防ぐ

医美链BeautyBloc-全球首个医疗美容区块链项目 - YouTube

出典:YouTube

ブロックチェーン企業・BeautyBlocが、こういった美容整形業界の誇大広告を防止し、信頼性を回復するという目標の下、自社のICOプロジェクトをスタートさせました。
プロジェクト内容は次の通り▼

病院や医師、保険会社、そして消費者が必要な情報を共有することで、美容医療機関の信頼性を高める
例えば整形外科を利用した患者に医師が「説明義務を果たした」か「過剰診療をしなかったか」などのデータベースをつくり、BeautyBlocのユーザーと共有する
データをすべてのユーザーが共有しているというブロックチェーンの特性上、情報が捏造される可能性がないため、自然と企業・ユーザー間の信頼が形成される

「独自トークン」というインセンティブが、より質の高い情報を提供させ、美容整形関連のコミュニティの質を高めることにつながる可能性があります。

日本でもPoliPoliがトークンエコノミーを用いてより質の高い政治議論の場を形成しようという試みを行っていますが、これと似ていますね。

▼日本のPoliPoliのトークンエコノミーによる政治改革についてはコチラ▼

BeautyBloc関係者いわく▼

脱中心化された取引プラットフォームを実現することが目標(中略)結果、美容医療市場のコストが低下し、全体的な効率性は高まる
ブロックチェーン技術の特徴である自動・分散原理を応用して、製品サービスの追跡および登録、消耗品の乱用、偽商品の解決などを実現し、国際的に透明なシステムを構築することで、美容医療産業界の問題点を改善するために寄与する

BeautyBlocの関係者によれば、すでに国内整形外科、数十事業所が同社のブロックチェーンシステムを活用しているとのこと。
また、韓国だけでなく、中国・日本にも支社を置いて事業を拡大している模様です。

ただ、ブロックチェーン”だけ”で解決できるとは限りません。
他のブロックチェーンの応用の場面でも同じ課題をここでも抱えています。

すなわち、

・ハッシュ化される以前に虚偽や誇張があった場合にはどうにもならない
・改ざんがあったからといってすぐに検知できるわけではない

という点です。

これをどう解決していくかもポイントになっていくことと思われます。

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鈴木まゆ子 / 1815 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

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何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
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こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。