コーヒーにブロックチェーンを活用

非金融分野での活用も見込まれるブロックチェーン。
これまでダイヤモンドや魚、ジビエなどに活用されているとお伝えしました。

今回のテーマは”コーヒー”。
コーヒーも、ブロックチェーンだからこそ解決が期待される問題を抱えています。

コーヒーの世界では「農家の搾取」が当たり前

企業がコーヒー市場を支配し、コーヒー農家に支払う代価を低く維持することで、今のコーヒーの価格は成り立っており、 それにより企業も莫大な利益を得ています。
多くの農家は「自分の作ったコーヒーの味を知らない」

多くの農家は「自分の作ったコーヒーの味を知らない」

コーヒーの世界では農家の搾取が問題となっています。

貧しい地域でのコーヒー栽培が主流です。
かつコーヒーは労働集約的な産業。

多くの農家は自分の作ったコーヒーの味を知りません。
すべて流通先に吸い取られてしまうのです。

コーヒーの生産量は中南米と東南アジアが殆どを占めており、農園の搾取が取りざたされることも多い。
メーカーが生産者から低賃金で仕入れを行うこの構造は、たびたび批判の的になることもある。
貧困や飢餓、生産、経済成長、不平等の是正は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のゴールにも設定されている。

こういった搾取や貧困の増大を防ぐため、ブロックチェーンで豆の品質を管理し、きちんと利益を農家に還元しようという動きが始まっています。

豆のグレードをその場で判定、デジタル通貨で即時支払い

ブロックチェーンの活用方法にはいくつかあります。

第一には、ブロックチェーンのトークン機能を活用し、コーヒー農園で働く人たちが、収穫した豆と引き換えにその場でデジタル通貨で支払いを受けられるようにしようというもの。

コインスター(小銭を紙幣に両替する機械)のようなこのデバイスは、収穫されたばかりの豆のグレードを判別し、その場で支払いを行うことが可能だ。
このマシンは一度に30キログラムの豆を分析可能で、AからCまで3段階のグレードづけを行う。
その場で報酬を提示する仕組みだ。報酬に同意した場合、即座にデジタル通貨が支払われる。ソフトウェアにはStellar.orgのブロックチェーン技術が用いられている。

スタバ、コーヒーのトレーサビリティの向上にブロックチェーン活用

また、アメリカのスターバックスは「Bean to Cup」の追跡プログラムを開始しました。これは、ブロックチェーンを使用し、トレーサビリティの向上を図ろうという試みです。

プログラムでは、コーヒー農家で生産されたコーヒー豆が物流に載るプロセスをリアルタイムで記録・共有していく。
小規模農家のデータを蓄積し、物流プロセスのトレーサビリティを向上させることでどのような効果が得られるかを探る狙いだ。
トレーサビリティの強化により、コーヒー農家の価値は今よりも高まるだろう。

まとめ

スターバックスCEOは次のようにコメントしています▼

「今後2年間で、技術革新的なデータプラットフォームがどのようにコーヒー農家に財政的な好影響をもたらすのかを実証する見通しだ」

ただ、ここにも課題があります。

1つは、そのブロックチェーンを活用する側が悪意をもたないかどうか、つまり豆の偽造を行わないかどうかです。
そしてもう1つは、豆が高級であったとして、企業は自分の利益を薄くしてまで農家に還元しようと思えるか、ということです。

ただ、それでもやらないよりは一歩前進です。
次なる問題が生じても、それが改善の布石になります。

今後どのように進んでいくかを見てゆきたいところです。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。