米仮想通貨取引所Bittrex、銀行と連携し法人向けサービスへ

一時期は銀行から冷たい仕打ちを受けていた仮想通貨業界。
しかし、状況は変わりつつあります。

仮想通貨取引所のBittrex(ビットトレックス)が先日、法人向けサービスのために銀行と連携することが明らかになりました。

シアトルに拠点を置く仮想通貨取引所であるビットトレックスは、法人投資家が厳選された仮想通貨を法定通貨と取引できるようにするための銀行協定書に署名した。
この仮想通貨取引所は今後、ニューヨークに拠点を置くシグネチャーバンクと協力し、ビットコイン(BTC)、テザー、そしてトゥルーUSDと法定通貨との取引を開始する

今回の提携は、だれもが推測する通りで「すんなり」できたわけではありません。
仮想通貨がかつて過小評価されていたものが、高騰により一気に注目を集めるように。
ただ、金融機関からは「マネロンの温床」「投機」として警戒する眼差しがほとんどでした。

今回の提携もその厳しい風潮をくぐりぬけて行われたもの。
ビットトレックスCEOビル・シハラ氏は「長い道のりだった」とし、次のように語っています。

銀行側はビジネス全体について徹底的に目を通し、注意深く調べ上げている。
彼らは私達が堅牢なAML/KYC(マネーロンダリング対策/顧客確認)プロセスを保有し、自分たちの財政を適切に管理できているかどうかを確認したがっている。
彼らは身元調査など、あらゆることを行っている。本当に、私達の事業を何から何まで調査しているのだ
厳しい調査を受けて成立した提携は「仮想通貨が信頼された証拠」

厳しい調査を受けて成立した提携は「仮想通貨が信頼された証拠」

このように厳しいチェックを経て仮想通貨事業での提携が銀行と成立したわけです。
見方を変えれば「伝統的な金融機関から仮想通貨が信用を得た」ということになります。

これは非常に大きいこと。
というのも、仮想通貨はそれ単独で成り立つものではなく、既存の金融システムがあるからこそ初めて価値を発揮し、存在しうるのが現状だからです。

Bittrex、仮想通貨の上場廃止をガンガン決定

また、この提携を意識していたのか、ビットトレックスはすでに仮想通貨の一部について上場廃止をガンガン決めています。

アメリカ大手の仮想通貨交換業者「Bittrex(ビットトレックス)」が一気に80銘柄以上の上場廃止の発表がありました。
銘柄の中には出来高の超少ないものや、ICOのプロジェクトがとん挫したもの、セキュリティ上問題があるものなどがあるため、Bittrexでは基準を設け定期的に上場廃止のアナウンスを出しています。

この上場廃止が行われたのが今年の3月。
「SEC対策?」「リスク回避?」といろいろ噂が飛び交いましたが、、、

「銀行との連携を意識して」いた側面もあるかもしれません。

アメリカには「銀行ライセンスを取得」する仮想通貨取引所も

また、提携という形ではなく、「自ら銀行ライセンスを取得」に向けて動いた仮想通貨取引所もあります▼

「仮想通貨が信頼を得た」といっても、そこにはある程度の信頼性や安定性の要素は少なからず求められます。
ボラティリティが高いとされる仮想通貨ですが、今後は邦貨と連動の仮想通貨の需要も高まってくるかもしれません。

”法人向けサービス”は取引規模の拡大につながる

今回の連携は「法人向け仮想通貨サービス」のためだとか▼

このサービスはまず、ワシントン州、カリフォルニア州、ニューヨーク州、そしてモンタナ州の法人顧客に限定して利用可能となる。

ただこれは、法的な理由によるとされています。
今後、リテール向けのサービスも検討している模様です。

信頼向上に努める取引所が生き抜く時代に

信頼向上に努める取引所が生き抜く時代に

BittrexCEOは「今回の件は仮想通貨がメインストリームとして受け入れられるかどうかについては難所を抜けたことが本格的に示されたのではないかと思う」とコメントしています。
もちろん、それもありますが、それには並々ならぬ企業努力が裏にはあったはずです。

このように、単に利益を上げるだけでなく、仮想通貨信頼向上のための活動を行い、信頼を得ていく取引所が今後の淘汰で生き残る取引所になるかと思われます。

日本でもすでに金融庁による”ふるい分け”が行われていますが、それは日本だけのハナシではなく、世界全体の流れなのかもしれません。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。