仮想通貨人物伝”Vitalik Buterin”|Ethereum(イーサリアム)考案者「僕を惹きつけてやまないのが”分散型”というアイディア」 | 仮想通貨まとめ
イーサリアムの考案者・Vitalik Buterin

イーサリアムの考案者・Vitalik Buterin

若き天才プログラマーとして知られるVitalik Buterin(ビタリク・ブテリン)。

イーサリアムの考案者として知られ、関連するプラットフォームなどのアドバイザーとしても活躍しています。

「若き天才」として知られる彼。
その片鱗は、突然現れたものではなく、幼いころから表出していたものだったようです。

イーサリアムを彼が考え出したのは、なんと19歳のときでした。
それだけでも驚きなのですが、”天才”と呼ばれる下地は突然できたわけではありません。

彼なりの19年の歴史があったからこそでした。

ロシアに生まれ、カナダに育つ

1994年、ロシアのモスクワ州に生まれたヴィタリック・ブテリン。コンピューターアナリストの父とビジネスアナリストの母とともに、6歳のときにカナダに移住しました。
カナダの小学校では3年生の時に数学、プログラミング、経済学を学び、同級生とは比べ物にならないほど圧倒的な計算力をもちあわせていたそうです。
2012年、ウォータールー大学在学中の18才の時には情報科学の国際オリンピックで銅メダルを獲得。2年後の2014年には退学。

17歳のとき、ビットコインに出会う

そして、若いころから天才の片鱗を見せていたVitalikがビットコインに出会うのは17歳のとき。

父親がビットコインに興味を持っていたことがはじまりでした。

「おもしろい仮想通貨があるぞ」と父は教えてくれたんだけど、そのときはコンピューター上に書かれたただの数字の羅列にしか見えなかったんだ。

その本質的な価値に気づいていなかった。
でもそれから1カ月後に、どこかでまたビットコインに関する話を聞いたんだ。そのときになって、ようやくビットコインについて調べてみたほうがよさそうだと思うようになった。

その後、自身も興味をもち、ビットコインに関する記事を書き始めました。
報酬もビットコインで受け取っていたのだとか。

あるとき掲示板でビットコイン関連のブログの記事を書く仕事を見つけて、1記事あたり5ビットコイン──当時は4ドルくらいだった──をもらいながら記事を書いたよ。
その仕事で20ビットコインを稼いで、8.5ビットコインを使ってTシャツを買ったのを覚えている。

その後、ビットコインの”不完全さ”から、彼自身がイーサリアム(ETH)を考案することになります。

イーサリアムを考案

ビットコインとの出会いから2年後、彼は大学に通うようになりますが、すでに彼は週に30時間以上をビットコインに費やしていました。

そのことから大学に通う意義を感じなくなり、退学。

以後は「ビットコイン」をキーワードに世界へ旅に出ます。
どんな人がいてどんなプロジェクトがあるのかを自分の目で確かめるためです。

ちなみにこのころ、Vitalikはピーター・ティール(Paypal 創業者)から才能ある大学中退者として10万ドルの支援を受ける”Thiel Fellowship”に選ばれています。

この旅の中で、彼は人々が仮想通貨の基盤技術・ブロックチェーンを仮想通貨”以外”の目的に使おうとしていることに気づきます。

しかし、ビットコインの基盤であるブロックチェーンプラットフォームが、彼らの構想をサポートするのに不十分であることを感じ取ったのです。

特定のひとつ、あるいはいくつかのアプリケーションのためだけに設計されたブロックチェーンをつくる代わりに、あらゆる目的のために使えるブロックチェーンのプラットフォームをつくればいいんじゃないかと気づいたんだ。
少しのコードを書いて、アップロードするだけで、個別のアプリケーションのためのブロックチェーンシステムが手に入れられるようなプラットフォームだ。
それがイーサリアムの核となるアイデアにつながっていった。
まったく新しいプラットフォームをゼロからつくることで総合的な目的に使える仕組みを生み出せるはず

「僕を惹きつけてやまないのは”分散型”というアイディア」

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


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そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。