仮想通貨関連のニュースで幾度となく聞かれた企業名が”SBI”。
リップルとの提携や実証実験などでしばしば話題になりました。

「仮想通貨取引所を開設するのではないか」という憶測が飛び交いましたが、それはなかなか実現にいたらず。

▼これまでのSBIに関する記事▼

が、しかし。
まもなくSBIの仮想通貨取引所はオープンする模様▼▼

SBIホールディングスは仮想通貨の交換事業に参入する。4日から営業を始める。
手数料の一つで、仮想通貨の販売時に上乗せするスプレッド(利ざや)については業界最低水準を目指し、利用者を増やす。

この発表の影響からか、本日(6月4日)、SBIホールディングス㈱の株式相場は買い気配から始まっています。

SBIホールディングスとは

リップルとの深い関係を持つSBIだが、、、

リップルとの深い関係を持つSBIだが、、、

仮想通貨業界ではリップルとの関係が深いとみられていたSBIホールディングス。

ただ、SBIは”他の顔”も持っています。

SBI証券という、インターネット証券大手を傘下に抱えているのです。

SBIはインターネット証券の国内最大手で400万超の口座を持つ。

手数料が安く、取り扱い銘柄の豊富さから口座数が最も多いネット証券がSBI証券。

ユーザーからは「手数料が安い」「取引画面が使いやすい」「初心者でも安心」という声が上がっています。

ユーザビリティを第一にしたSBI証券ですが、そのマインドが仮想通貨取引にも生かされることになるのかもしれません。

我々の四百数十万の証券のお客様がいて、300万を超えるお客様が銀行にいて、100万を超えるお客様が為替にいる。これらのお客様がネットでつながっている。
これらのお客様はうちが(仮想通貨交換業を)やるよと言うと、口座を開いてくれる。既存の生態系とのシナジー効果があるんです。
一般受付は7月から、リップルを軸に取り扱いを増やす

一般受付は7月から、リップルを軸に取り扱いを増やす

口座開設済みの2万人に対してまずサービスを4日から開始。
その後、7月から一般向けに口座開設を受け付けるとのことです。

また、取り扱い銘柄は最初リップルを扱い、その後ビットコインなどに徐々に拡大していく模様(日経新聞紙面より)

北尾氏「スプレッド革命を起こす」

SBIホールディングスの北尾社長はインタビューで次のように話しています▼

うちは証券の手数料でも限りなく安さを提供する。銀行預金金利はできるだけ高くする。保険料はできるだけ下げる。
このビジネス(仮想通貨関連事業)についても、僕は基本的には同じ考え方(顧客第一主義)です。
「匿名性の高いものは扱わない」

「匿名性の高いものは扱わない」

また、匿名性の高いものは取り扱わないとしています。

コインチェック事件のNEM流出について指摘を行っていましたが、現実的な話として「金融庁の監視が厳しくなるから」が本音ではないかと思われます

(NEM流出については「匿名性が高いからどんどん替えられた」的なコメントをしていますが、これ、匿名性が低くてもハッキングできれば他の仮想通貨でもいくらでも起こりうるのがホントのところではないかと筆者は思います)

最終的に僕は交換業では、4大通貨のビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、それとリップルを主にしてやろうと思っています。
その時に我々はマイニングをやってるわけですから、証券で言えば自分で玉(証券では株式のことを玉と呼ぶ)を持つことになる。

まとめ

こうした顧客基盤を持つ大手の参入で、手数料引き下げなど競争が活発化しそうだ。

北尾社長のいうところの「シナジー効果」は、大手金融ならではの強みだといえるでしょう。
マネックス証券が最終的にはコインチェックを子会社化しましたが、これにより古株のマネックスの既存の顧客、ノウハウの強みがコインチェックの交換業の改善をバックアップするものと期待されます。

ということは、言い換えると「ベンチャーの新規参入はよほどのことがない限り日本ではもう厳しい」ともいえるかもしれません。
否、参入はできてもパイを多くとることは難しくなるでしょう。

仮想通貨自体だけでなく仮想通貨の交換業者同士の競争がより熾烈な時代に突入した模様です。

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鈴木まゆ子 / 1886 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。