仮想通貨詐欺の新たな手口をご紹介|振り込め詐欺、コンビニから入金、不正口座開設… | 仮想通貨まとめ

84歳女性「仮想通貨失敗した」で100万円詐欺被害

先日21日、足利市の女性(84)が、仮想通貨の取引の失敗を装う電話を受けて、100万円をだまし取られる被害に遭いました。
価格高騰や巨額の流出事件で仮想通貨が注目を集めていることを、詐欺グループが悪用したのではないかと見られています。

▼参考:仮想通貨関連では詐欺が増加しています▼

仮想通貨「投資失敗」「大量流出」が生んだ仮想通貨版「オレオレ詐欺」

女性は今月15~17日に複数回、弟を装う男から「仮想通貨で大変なことになった。お金が至急必要だ」などと電話を受けた。
信じた女性は足利市内の路上で17日、弁護士を名乗る男に100万円を手渡した。
翌18日に弟から電話があり、被害に気付いた。同署は詐欺容疑で捜査している。

他人の個人情報で不正に仮想通貨口座開設

詐欺で狙われるのは「お金」だけではありません。
お金を他から詐取するために、あえて個人情報を盗みだして本人になりすまし、不正に仮想通貨取引所の口座を開設するなどという手口もあります。

逮捕容疑は平成29年7月6~9日、中国から都内の仮想通貨交換業者のサーバーにアクセスし、他人の個人情報を入力して不正に口座を開設するなどした
サイバー犯罪対策課によると、林容疑者は開設した口座を中国人とみられる犯罪グループに転売し、6千元(約10万円)の報酬を受け取っていた。
このグループは昨年7月、群馬県内の信用金庫の法人名義の口座から300万円を不正に引き出し、仮想通貨「ビットコイン」に交換。
その後、ビットコインを林容疑者から買い取った口座に送金していた。

▼ちなみに、個人情報(とくに金融情報)は、ダークウェブで高値で取引される模様▼

上げ上げの時ほどセキュリティは甘くなる

上げ上げの時ほどセキュリティは甘くなる

どこの仮想通貨取引所なのかが気になりますが、、、
昨年の夏から秋といえば、ビットコインやアルトコインが時々のイベントの影響を受けながらも値上がりを続けていた時期。
仮想通貨取引所もセキュリティの向上以上に営業や顧客拡大を目指していた時期でもあります。

今はコインチェック事件以後の金融庁の規制強化もあり、セキュリティが向上してきたかもしれませんが、、、「上げ上げ」の時期ほど、こういった個人情報ハッキングなどには注意しておく必要があります。

架空請求「振込みはビットコインでよろしく」

仮想通貨を使った詐欺では、発生してもいないサービスについて架空請求を行うというものがあります。何が新しいかと言うと、「振込方法=仮想通貨」である点です。

従来、架空請求では、詐欺では銀行振り込みやコンビニでのプリペイドカード購入が多かったが、最近はビットコインなど仮想通貨を購入するための口座に、コンビニから不正に入金させる手口が増えているのです。

仮想通貨取引所にお金を入金する場合、「銀行振込」「コンビニ払い」「クレカ(最近は制限がかかっているものもあります)」などがあります。

中でもコンビニ決済は、事前にネットで入金額を指定すると支払番号が表示されます。
決済は、その番号をコンビニの端末に入力すれば、バーコードの付いた支払用紙が端末からプリントアウトされるので、この支払用紙をレジに持っていけば決済完了です。つまり、この時点で取引所口座にお金が払い込まれることになります。

ではなぜビットコインなどの仮想通貨取引所に入金させるのか、それは犯人にとって好都合だからである。
「この手口は1回の決済を高額にできる点や、送金が容易な点に特徴がある。そのため犯人が悪用していると考えられる」
端末で操作させるだけなら、相手への指示も「スムーズ」というわけだ。
プリペイドカードのように額面が決まっていないので、高額なお金でも容易にだまし取ることができる。
だまし取った日本円は、取引所ですぐにビットコインなどの仮想通貨に交換すれば「足がつかない」――つまり身元を隠して資金移動ができてしまうのだ。警察の追跡を逃れることができるうえに、詐欺で得たお金をマネーロンダリング(資金洗浄)する目的も果たせてしまう。
感想

感想

「仮想通貨の投資で失敗」を手口にしたオレオレ詐欺はそのうち出てくるだろうな…と思っていました。案の定、というのが正直な思いです。
この他にも、取引所へのハッキングや仮想通貨を支払手段とした詐欺も背筋が凍る思いがします。

このような案件が増えるのであれば、通常の金融機関と同様のAML対策が仮想通貨取引所でも必要になってくるかと思われます。

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仮想通貨まとめ編集部 / 4696 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。