米サークル、アメリカドル連動の仮想通貨を発行へ

仮想通貨の特徴は「ボラティリティが高いこと」。
これが投資家にとっての旨みではあるのですが、その一方、ボラティリティが高いゆえに、怖くて手を出せないと感じる人も相変わらず多いのが現状です。
そしてまた、仮想通貨の価値である「支払手段」としての意義が見失われているのもこのボラティリティの高さゆえ。

が、もしかしたら、邦貨連動になることでこのハードルが下がるかもしれません。

ボストンに拠点を置くデジタル通貨関連商品を開発する企業であるサークルが、マイニング大手のビットメインを中心とした投資ラウンドで1億1000万ドル(約121億円)の資金を調達した。
ビットメインとサークルは、法定通貨と連動したトークンである「ステイブルコイン(安定したコイン)」を開発する。

このトークンは「サークルUSDコイン(USDC)」と名付けられ、今夏にも発行される模様。

これにより、Circleの企業評価は2年前の約6倍にあたる300億ドルにまで上昇しました。

サークルはUSDCを自社の決済アプリである「サークル・ペイ」と仮想通貨取引プラットフォームの「サークル・トレード」の二つに統合することを目標としています。

さらに、▼

USDCは同社が経営する仮想通貨取引所であるPoloniexでも取引が可能になることが予定されています

イメージとしては「民間型”独自仮想通貨”」

「USDCは、ずっと少ない費用で、高度な安全性を持ちながら、インターネットのスピードで全世界を移動できる法定通貨のようなものだ。トークンで電子決済を行いたい消費者や企業にとって、これは世界規模での法定通貨の送金方法を大幅に改善するものだ」

最近ブームが落ち着き気味ですけど、イメージとしては”民間”「自国仮想通貨」みたいなものではないでしょうか。
邦貨と1:1比率であることで、ボラティリティへの懸念はなくなります。
かつ、決済スピードが邦貨以上であるなら支払手段としてのメリットが高まります。

MUFJコインもこのUSDCと似ていますね▼

感想

感想

仮想通貨市場の現状を鑑み、こういった仮想通貨は今後も増えていく可能性があります。
価格変動がないことで他の仮想通貨との差別化にもつながりますし、「仮想通貨、興味あるけど手出しするのが怖い」層が一歩踏み出すのには合っています。

「自国仮想通貨と大して変わらないじゃないか」と言われそうですが「国という機関の関与しない取引ができる」という点で、ある意味「安心感」が得られるのではないでしょうか。
今後の動向を見守りたいところです。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 7843 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。