bitflyer, 金融業経験者を積極採用

大手仮想通貨取引所bitflyerが金融業界経験者を積極的に採用しています。
今年1月に生じたコインチェック事件、そして自社のコンプライアンス向上に向け、金融の知識や経験の豊富な人材をそろえ、今後の仮想通貨取引市場に備えたい考えです。

 加納裕三社長はインタビューで、国内100数十人、海外40人程度の人員を半年で2倍のペースで増やす考えを明らかにした。
海外について「アジアやアフリカでも拠点立ち上げを検討する」と述べ、ユーザーや世界拠点数で「世界一になりたい」と事業拡大に意欲を見せた。

Bloombergの調べによれば、bitflyerはBitMex,Binance,OKExについで世界で4位の規模を誇る仮想通貨取引所に成長しました。今年4月と5月における1日当たりの取引量は約20億ドル、ユーザーはこの1年で約3倍の200万人に達成しました。

2018年に入り、世界的な仮想通貨規制の中、ビットフライヤーはクレカ購入の制限などの自主規制も行ってきました。しかし、今後の仮想通貨及びブロックチェーンの重要性が増していくことから、法令遵守と投資家保護の姿勢は保ちつつも、積極的に事業展開をしていく姿勢を見せています。

その一環として、金融業界出身の人材を積極的に採用しています。

同社では2018年に入り、バークレイズ証券で金利スワップトレーダーだった村山大介氏、ゴールドマン・サックス証券でクレジット取引などに携わっていた本田貴大氏、UBS証券やクレディ・スイス証券でプライベートバンカーだった斉木愛子氏らを相次ぎ採用した。

事業内容も仮想通貨交換業に限らず、▼

加納氏はまた、仮想通貨交換業以外にも、デジタル決済やICOに関心を持つ投資家やスタートアップ向けの仲介アドバイザリーサービスにも着手しています。

He’s also expanding beyond crypto trading to businesses that include digital payments and a brokerage-advisory service for investors and startups interested in initial coin offerings.

ブロックチェーンを使い資金需要と余剰資金を直接結び付ける新たな金融仲介機能の提供にも意欲的だ。
「事業者が一部のベンチャーキャピタル(VC)から土下座してお金を調達し、一部のVCがもうかるような世界は終わった。エンドの投資家が自己責任で直接投資し、互いがハッピーになれる世界は創れる」

こういった事業の展望を踏まえ、社会的信用力の向上と法令遵守の徹底、マネーロンダリング防止の視点から金融業経験者の採用に意欲を見せています。

年収2000万円以上がゴロゴロいるビットフライヤーですが、一方で競争率は30倍。なかなか狭き門のようです。

参考:ウォール街では『金融業→仮想通貨業』への転職が増加

ちなみに、アメリカでは金融業界から仮想通貨業界への転職が増えているとのこと▼

ウォール街就職希望者「私、仮想通貨の売買したことあります」

一方、アメリカのウォール街。
就職活動での面接では学生が仮想通貨の売買経験をアピール材料に使っている模様▼

クオンツやアルゴリズム取引のトレーダーらは雇用市場での自分の価値を高めるため、仮想通貨に絡む自らの経験を強調する傾向があると、人材あっせん会社セルビー・ジェニングスが指摘した
こうした職種での紹介を主に手掛ける同社のベン・ホドジック氏によると、履歴書全体の把握は難しいものの、同氏が目にした今年これまでの履歴書の5-8%程度に仮想通貨に関する経験への言及があった。昨年は2%前後だったという。

ただ、その仮想通貨の売買も組織や投資銀行の一員としてかかわったわけでなく、あくまでもプライベート。
また、ウォール街自身、GSなどが仮想通貨事業に着手したとはいえ、いまだにボラティリティの高さからきわめて慎重な姿勢を崩していません。

仮想通貨の経験は、あまり効果のないアピールとして受け取られているようです。

どちらかというと、もしかしたらブロックチェーンの技術に明るい技術者の方が採用の可能性が高いのかもしれません。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。