3月に盗まれたマイニングマシン、中国で発見されるか

今年3月、時価2億円超のマイニング機器がアイスランドで盗まれました。
犯人は捕まったものの肝心のマイニングマシンが見つかっていなかったのですが、つい先日、中国でそれらしきものが発見された模様です。

アイスランドで今年盗難されたビットコイン(BTC)マイニング用ハードウェア600台が、中国にある可能性がある。アイスランドの報道機関のRUVがこのほど伝えた。

「マイニングマシンがどこにあるか?」を検討つけるには「異常に消費電力が高い地域がどこか」をチェックすることが必要になります。
本サイトでもお伝えしてきましたが、マイニングには大量の電力が必要です。
そのため、ビットコインのようなメジャーコインのマイニングを行った場合、異常な電力使用が目につくため、すぐに発見できます。

アイスランドではその異常な電力使用をチェックしていたのですが見つからず。
逆に、マイニングを含めた仮想通貨規制が強化されている中国で、過剰な電力使用がチェックされました。

天津では、異常な電力使用が現地の送電網オペレーターの注意を引き、当局によるマイニング機器の押収に繋がったと報じられている。

この電力消費から「アイスランドで盗まれたマイニングマシンは中国にあるのかも」につながったわけです。
ただし、確定されていません。
アイスランドからの問い合わせについても中国当局は回答をしていません。

マイニングビジネスの過熱に伴い犯罪も相次ぐ

このような犯罪はマイニングビジネスの過熱に伴うものです。
仮想通貨の収益性に着目し、マイニングビジネスに着手する企業や個人が急増しています。

その一方、コストを嫌って犯罪に手を染める人も少なくありません。

4月には、ロシアでマイニング絡みの電力泥棒が発覚しました。

マイニング大国ロシアのオレンブルクで、変電所の電力を無断使用しながら仮想通貨のマイニング施設を運営していたとして、男2人が逮捕されました。
すでに廃業した工場でマイニング施設を違法運営していたのは、工場の元従業員ら。工場周辺で莫大な電力が消費されていると、地元電力会社が警察に通報したことがきっかけで違法運営が発覚しました。
現場には、インターネットに接続された6,000台以上のマイニングマシンが発見されたほか、近くの変電所につながる電源ケーブルも発見されました。この違法マイニング施設は、推定600万ルーブル(約100万ドル)のコストで、およそ800万kW/hもの電力を盗難していたと見られています。

この他、ロシアでは核実験室でのマイニングを研究者たちがこっそり行ったことが問題視されたことがありました▼

▼日本でも「クリプトジャック」が問題視されましたね▼

まとめ

ニュースになるのは、おそらく氷山の一角に過ぎません。
実際には、これの倍以上のマイニングボードの盗難や電力泥棒が行われているかと思います。
それほどに、マイニングビジネスは、「うまくやれば」収益性が高いものなのです。

同時に、一個人や一企業が自分の担える範囲のコストでマイニングを行うことがもはや難しくなったことを表しています。
つまり、仮想通貨がごく一部のマニアのものであった牧歌的な時代はとうに過ぎ、今や不特定多数の人が仮想通貨による利益に関してしのぎを削る時代になったということです。

電力消費量や環境に与える負荷などを含め、今後、マイニングに伴う問題はますます増えていくものと思われます。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

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