BTC、一時8000ドル回復へ

年初以来、価格下落と低迷が続くビットコイン。
この影響は他の仮想通貨ももちろん受けています。

そんな中、突如12日、30分で1000ドル以上ビットコインが値上がり。
一時8000ドルを突破しました。

仮想通貨ビットコインは12日、ニューヨーク市場の寄り付きで17%高、一時8000ドルを上回った。コインベースのデータで高値は8011ドル。
イーサリアムも12%の上昇

イーサリアムも12%の上昇

価格が上昇したのはビットコインだけではありません。
イーサリアムも価格上昇を示しています。

約1か月にわたり400ドル周辺で価格が動かなかったのが、記事執筆時点で465ドル近くで取引されている。過去24時間で12%の上昇だ。

背景には「イスラム法の仮想通貨容認」か

この背景には、仮想通貨に対して厳格な姿勢を崩さなかったイスラム法が仮想通貨を容認する姿勢を見せたことが背景にあるのではないかと言われています

(ポジティブなFUD。ビットコインがイスラムのコミュニティに認められ、18億人もの人々がビットコインをことができるようになる。サウジアラビアやカタール、アブダビのソブリンファンドが仮想通貨市場に参入すれば、近いうちに価格の上昇が期待できるだろう)

イスラム法と折り合いの悪かった仮想通貨

ビットコインなどの暗号通貨に対する関心は世界的に高まっており、イスラム金融の中心地であるペルシャ湾岸諸国や東南アジアにもその波は及んでいる。だが、仮想通貨は金融工学の産物であり、投機対象となっていることから、イスラムの教義とは折り合いが悪い。
シャイリーア(イスラム法)の原則では、利息の支払いを禁じていることに加え、現物資産に基づくリアルな経済活動を重視しており、純粋な金銭的投機には難色を示している。
そのためイスラム法学者のあいだでは、仮想通貨が教義上許容されるかどうかの論争が巻き起こっている。

イスラム教には、人々の生活に関するさまざまな戒律が定められています。
経済活動についても然りです。

不等価交換はダメ(だから利息も禁止)、相手の顔が見えない取引はアウト、投資の結果確実にシアワセになることが分からないどころか破産の恐れのある仮想通貨は「自分も他人も不幸にするからダメ」などいろいろあります。

もっとも大きいのはコレ↓↓↓

「賭博=射幸性のあるもの」と解釈されているため、投機性の高いビットコイン取引もその禁令に抵触するというわけです。
イスラム教にとっては仮想通貨のありようは「禁忌」

イスラム教にとっては仮想通貨のありようは「禁忌」

これだけでなく、イスラム教では賭博やギャンブルを禁止しています。
日本で言う「宝くじ」はイスラム圏にはありません。

しかし、ボラティリティの高い仮想通貨はイスラム圏にしてみれば「ギャンブル」に見えます。
そのため、今年1月、イスラム圏の多くの国では仮想通貨の規制を強化するなどを行いました。
仮想通貨の年初の下落の背景には、このようなイスラム諸国の政策があるものと見られていました。

規制されても「人は仮想通貨で取引する」

しかし、その一方、現金が徐々になくなり、フィンテックが台頭する現状はイスラム圏であっても同じで▼

もともとイランはデビットカードの普及率が9割以上と、意外にもキャッシュレス化が進んでいる国。

さらに、イスラム圏の国がいくら何と言おうとも規制をかいくぐって人は仮想通貨取引を行おうとしているのもまた事実です▼▼

イランはフェイスブック、ツイッターを含む数百万件のサイトがアクセスを遮断されていますが、この規制をかいくぐるソフトの利用が一般的で、有名無実化しています。仮想通貨が規制されても、実際の取引に影響しない可能性もあります。
ワングラムが発行する仮想通貨は、1個につき最低1グラムの現物の金が厳重に保管されている。投機的売買を制限するための方策だ。
「金はイスラム社会における通貨の最初の形だ。したがってこの暗号通貨はイスラム的に問題がない」。昨年ワングラムを共同で設立した英国人のイブラヒム・モハメド氏はそう語る。

この他、昨年10月、資産の裏付けをもった仮想通貨ICOがマレーシアで行われた際、「ボラティリティは限定的」として現地イスラム法学者の承認を得たりするなど、「イスラム法に反していない」証明と努力があちこちでなされています。

まとめ

まとめ

「規制をいくら敷いたところで意味がない、ならば現状を受け入れてどう容認していったらいいかを考えた方が得策ではないか」

もしかしたら、イスラム法の上層部たちは、そのように考えたかもしれません。

また民間も、「仮想通貨をどうしたら適法状態で使えるようになるか」に苦慮しています。

見方を変えたら、そこまでしてでも「仮想通貨は我々の生活に欠かせないもの」になってきているのです。

今回はあくまでも憶測段階でしかありませんが、イスラム法が正式に仮想通貨を容認したら、ビットコインを含めた仮想通貨は再び世間に広く価値が認められるようになるのかもしれません。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 4841 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。