マネックスがコインチェックの子会社化案を提示

マネックスがコインチェックの子会社化案を提示

NEM流出事件から注目を集めるコインチェック。
一連の流れを受けて、インターネット証券大手のマネックスグループがコインチェックに子会社化する案を提示しました。

 巨額の仮想通貨流出事件を起こしたコインチェック(東京・渋谷)が支援先を募り、マネックスグループが子会社化する買収案を提示したことが分かった。

NEM流出事件から金融庁の調査が入ったコインチェック。業務改善命令も出されています。
そんな中、その改善策の一つとしてすでに証券業界での歴史が長くなりつつあるマネックスの子会社として新たな一歩を踏み出す意向を示した模様です。

マネックスは仮想通貨交換業に参入する方針を示しており、金融庁に登録申請の意向を伝えていた。
コインチェックの通貨流出を受け、金融庁は監視を強めており、新規に登録申請すれば年単位の時間がかかる。
元々仮想通貨業界への参入を検討していたマネックス

元々仮想通貨業界への参入を検討していたマネックス

マネックスグル―プは元々仮想通貨業界への参入を検討していました。
しかし、新規参入はそれなりにコストがかかります。

しかし、みなし業者として登録申請中であり、すでにシステムも顧客も保有するコインチェックを買収すれば、その手間が一気に省けます。

今回の一連の事件は、マネックスグループにとっては「渡りに船」だったのです。

取締役など経営陣の刷新が条件

マネックスはコインチェック買収を機に、同社創業者の和田晃一良社長と、大塚雄介取締役を取締役から外す考え。両氏は株主としては残る見通しだ。コインチェックに社長や取締役を派遣して経営の支配権を握る。
創業メンバーは取締役から一株主に、経営陣はマネックスから派遣

創業メンバーは取締役から一株主に、経営陣はマネックスから派遣

ただし、創業者メンバーは取締役から外され、一株主としての存在のみとなります。
経営陣については、マネックスグループから派遣される模様です。

コインチェックの最大の弱みは「金融のルールに疎いこと」。
仮想通貨取引最大手のビットフライヤーを始め、多くの有力な業者の経営陣には金融経験者が必ずいます。
しかし、コインチェックにはそれが欠けていました。
だからこそ、コンプライアンスを問われる結果となったとも言えます。

「コインチェックの旧経営陣だけでは登録許可は難しい」としていた金融庁。
マネックスが関与し、企業統治や内部監査、資産管理に関する経営計画が健全と認められれば、コインチェックが正式な登録業者になる可能性が高くなります。

コインチェック買収のニュースを受け、マネックス株が上昇

コインチェック買収のニュースを受け、マネックス株が上昇

なお、このニュースを受け、マネックスG株は一時、前日終値に比べ80円高い424円と制限値幅の上限(ストップ高水準)まで急騰しました。終値も424円になった模様です。

「仮想通貨は終わりだ」というネガティブな報道が多々流れる中、この株価の変化は仮想通貨市場への今後の広がりを期待する層がまだいることを物語っています。

まとめ~仮想通貨はオワコンじゃない

まとめ~仮想通貨はオワコンじゃない

今回の買収案については、週内にも正式発表がなされる見通しとのことです。

NEMが流出した時点で、「仮想通貨はもう終わった」「コインチェックは倒産する」といったうわさがTwitterなどでつぶやかれました。
しかし、その一方「有力な金融業が買収案を提示すれば生き返るはず」という見方を示す人もいました。

また、現在、ビットコインをはじめとする仮想通貨価格が軒並み下落しています。
「仮想通貨はもはやオワコン」とする経済学者などの意見もさまざま目にしますが、こういった状況はマウントゴックスの前後にもあり、慣れた投資家にとっては「またか…」という状況に過ぎません。

仮想通貨規制の強化のニュースは多々流れますが、そのリソースをよくよく探ると「禁止」ではなく「健全化」を意味しているに過ぎないのです。

なにより、仮想通貨がまだまだ成長の伸びしろがあり、市場の期待が込められていることは、買収のニュースが流れた後のマネックスGの株価に表れています。

今後の仮想通貨市場の全体の流れを見つつ、今回の買収劇の行方を静かに眺めたいところです。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。