ベネズエラは自国仮想通貨「ペトロ」の前売りを2月20日に行うと発表

Venezuela says will pre-sell ’petro’ cryptocurrency on Feb. 20

米の経済封鎖以来、経済対策で失敗続きのマドゥロ政権。
野党の反発もむなしく、より一層独裁国家色が強まっています。

しかし、ペトロのプレセールを前に、これまでの仮想通貨政策に変化が見られるようになりました。

ベネズエラ政府が新設した仮想通貨監督室のカルロス・バルガス代表が先月末、テレビ演説の中で、ビットコインなどの仮想通貨マイニングは違法ではないとのべた。
「最高裁と協議した結果、これまでにマイニング行為で逮捕された人は無罪になる」

これは意外な出来事です。
というのも、自国民のマイニングについてはこれまで厳しく取り締まりを行ってきました。

ハイパーインフレにあえぐベネズエラ。
紙屑同然となった国家通貨をすて、国民は自らビットコインをマイニングし、日々の生活をしのいでいます。
これに目をつけた国家がビットコインマイニングを規制すると、次はイーサリアムを国民がマイニングする始末。

生きるか死ぬかを目前にしては規制は何の効果もないのです。

■参考記事:これまでのベネズエラと仮想通貨の関連↓↓↓

ベネズエラの仮想通貨緩和策の背景には何があるのでしょうか。

「P2Pの仮想通貨なら米の経済封鎖を回避できる」

「世界の基軸通貨はアメリカのドル」の意味

「世界の基軸通貨はアメリカのドル」の意味

世界の基軸通貨はアメリカドルであることはみなさんもご存知。
ただ、これがどういうことかをきちんと理解していない方もいらっしゃるかもしれません(私、この記事書くまでそうでした)。

基軸通貨がUSドルということは、「アメリカ合衆国は世界中の富を手にできる」ということです。
日本円なら「これ買わせて」と言っても拒否される(「日本円は危機のときに強い」とは言われますが、実際に使っているのは日本だけ)だけですが、ドルは拒否されることはほとんどありません。

ということは瞬時に富を手にしようとすれば手にできるということでもあります。

言い換えると、それだけのパワーを持つドルで他国をコントロールしようとすればできるということです。ベネズエラはまさしくそのアメリカの経済封鎖を受け、ハイパーインフレに陥りました。自国の外貨(ドル)準備高が不足したことも原因のひとつです。

邦貨を使う、ということは、各国の中央銀行やその下の民間銀行を経由しなくてはなりません。政治事情次第では、取引の受付をしてもらえないこともあります。となると、「売りたくても売れない」=「資源はあるのに貧困に陥る」ということが出てくるわけです。

しかしP2Pモデルで商取引を行うことができる仮想通貨なら、各国中央政府を使わなくても商取引を行うことができます。
ベネズエラの石油などの資源を(アメリカの目をかいくぐって)欲しい国があれば売ることができるのです。

正直なところ、ビットコインなどの民間仮想通貨の存在は、中央政府にとってはいまいましい存在かもしれません。
しかし、うまく合法化すれば、それすらもまたドル基軸の影響を受けることなく、自国が生き延びる策として使うことができます。

先日お伝えしたロシアの仮想通貨政策も、「ドル政策への対抗」の側面がある模様です↓↓↓

「世界でどのように仮想通貨が扱われているか」を見ることが大事

「世界でどのように仮想通貨が扱われているか」を見ることが大事

仮想通貨…と聞くと、いまだにほとんどの人は「損するかトクするか」という視点でしか考えません。
しかし、そこ「だけ」では風評に囚われ、本当に価値のある仮想通貨はどれなのかを見逃してしまいます。

仮想通貨の本来の価値はそこにあるのではなく、あくまで支払手段、しかも国家の政策の影響を受けない、フラットな構想に基づく支払手段でした。
実際にインフラとして活用されているビットコインなどもあります。

「インフラとして定着するかどうか」が本来の仮想通貨の価値を左右するものではないでしょうか。
そこを見極めるには、単に価格だけでなく、世界の中での仮想通貨の立ち位置を分析する必要があります。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。