仮想通貨病が広がっている…?

仮想通貨病が広がっている…?

ビットコインをはじめとする仮想通貨取引に参加する人が急増した2017年。
これと並行して、仮想通貨病になる人が増えているようです。

取引で興奮しているときは気づかないのですが、
あるときふっと

・眠れない
・じんましん
・胃痛、胸やけ
・呼吸困難

などに陥る模様です。

ごく最近、暗号通貨界隈ではよく知られた方が、体調を崩されて救急搬送されました。短期間に胃の痛みと全身の激しい蕁麻疹(じんましん)に2度も襲われてしまったとのことです。
そこで医師に「ストレスに心当たりはありますか?」と聞かれ、「ビットコインです」と答えたそうです。医師の「え、ビットコ?」という反応で始まった診察でしたが、最後はなんと『仮想通貨病』と診断されたそうです。

それはこの方↓↓↓
貯金1000万円を仮想通貨に換金したというブログを書いている方です。

症状は?

・体中がチクチクする
・胃もムカムカする
・体中に蕁麻疹が出る

この症状が出たのが夜中。
急いで病院で診てもらったそうですが、とくに重要視されることはなく「疲れではないですか?」と言われたそうです。
その翌日は特に問題もなかったのですが、翌々日に重大な症状を発症することになりました。

明け方、体中がチクチクする2日前よりも酷い。こりゃぁ多分やばいやつだ、と思い身体を見てみると、全身の蕁麻疹が悪化。色は赤いタイプで、医療関係者の話では5段階のうち4段階目くらいで重症。

胃も少しムカムカしているのは内臓や気管にまで到達しかかってるとのことで、さらに悪化すると喘息状のような症状を引き起こすらしい。

ここで再度、お医者さんに診てもらうことになりました。
その際、「最近強いストレスを感じることはないですか?」と聞かれ、すかさず「ビットコインですかね」とブログ主さんは答えたとのこと。

そしてその診断結果がコチラ↓↓↓

診断:「仮想通貨病」

医師の診断結果:【仮想通貨病】


原因   : ストレス

経過予想 : 1週間は体調が不安定になる

対応   : 2日おきに受診して点滴を打つことが必要

備考   : 価値の変動を気にするあまり、精神的ストレスがかさみ
       胃炎・蕁麻疹などのストレス性疾患を発症
過度なストレスが身体に表れる

過度なストレスが身体に表れる

毎日取引所の値動きをチェックし、価格変動に敏感になっているとどうしてもストレスを感じます。
昨今は、ハードフォークによる価格変動などもあるので1年前以上にストレスを受けやすい状況になっています。
値動きや情報がいつも気になって仕方ない、でも画面を見ている間は興奮していて疲れていることに気が付かない。。。。


そうすると、自分がしんどいことに気づかないので休もうとすらしません。
結果、身体にどんどん負荷がかかり、最後にじんましんや胃痛という症状に発展してしまいます。


これは、仮想通貨に限ったことではなく、ネットゲームやSNS依存、スマホ依存など共通して多く見られる現象です。

原因:「値動きの激しさ」「相場に休みがない」そして「孤独感」

株や商品先物、FXは週末はひと休みができるのですが、暗号通貨は24時間365日という日曜も正月もない耐久レース状態です。
休まる時間が無い上に、仮想通貨は「ボラティリティ」が非常に大きいので、利益を得る時も大きければ、損を出す場合も非常に大きいのが特徴です。
最近だとハードフォークの影響が読めないだけに日頃は長期でのんびり構えていても、どんでん返しのようなことが起きる可能性があるとなると、「ストレスを感じるな」という方が無理です。

「いちいち相場に振り回されていても仕方がない」
「自分が信じて投資したじゃないか」


そう思おうとしても、人間の感情は損得に振り回されやすいものです。
人間の本能がそもそも「生命維持」を命題としているため、損得を気にしないというのはかなり困難なことと思われます。

ましてや24時間365日相場が動いているとなると、いつトクする場面がきていつソンする場面が来るかもわかりません。
ましてや、他の誰かがトクしているツィート見ようものなら「負けたくない」という心理も働きます。


仮想通貨の市場そのものが、人間が興奮しやすいようにできているのです。

人間が持つ孤独感がちょっとした関わりや刺激に反応する

人間が持つ孤独感がちょっとした関わりや刺激に反応する

さらに、仮想通貨を含め投資に執着しやすい人間の特徴として「孤独感を感じやすい」側面があります。
具体的には

・自分の弱さをさらすのが怖い
・本音で人と付き合うのが怖い
・誰かに助けてもらうことに罪悪感を抱く
・リアルな人間関係が面倒くさい

といった具合です。

とはいえ、人は一つの生命体であるのと同時に、社会的な生き物でもあります。
人との関わりを、本能的にどこか欲している側面があることも否定できません。

そのため、程よい人間関係が築けるSNSやブログへのコメントなどがあると、嬉しくなり、その反応をもとめて更に行動してしまうこともあるのです。自分の健康を損なってでも。。。

意味もなく暇つぶしのようにさっきみたブロックフォリオを5分後にまた見たり、ツイートするでもないのにスマホを見て「いいね」や「フォロワー数」が増えていたら喜んだりしています。

あなたも仮想通貨病かも?診断チェックリスト

1. 1日5回以上仮想通貨相場の値動きをチェックしている

2. 仮想通貨を買ってから1日の睡眠時間が1~3時間は減った

3. 頭の中がいつも総資産の上下でいっぱいだ

4. 頭の中がショート・ロングでよく揺れている

5. 早くたくさん儲けたいという欲求が強くなっている

6. 遊びに行く時間が減った、外に出る時間が減った

7. 仮想通貨を買ってから運動不足になった

8. 税金の心配をしている

9. Blockfolioなどのポートフォリオアプリをスマホに入れている

10. 家族との会話が減った

11. 仮想通貨を買ってからたばこの本数が増えた

12. 仮想通貨を買ってから胃が痛い、肩こり、めまいなど、過去に起こらない症状を感じるようになった

3項目以上に該当する場合は要注意です。一度画面から離れてじっくり休憩する必要があります。

対処法は

1.そもそもなぜ投資を始めたのかを思い出そう

1.そもそもなぜ投資を始めたのかを思い出そう

まず大事なことは、仮想通貨投資を始めたそもそものきっかけです。
人によっては「1億円を稼ぎたい」というのもあるかもしれません。
ただ、多くの場合は、「趣味程度に」「起業したいから」「老後資金として○○円を目標に」というのがあるかと思います。
「仮想通貨病になること」や「価格変動に一喜一憂すること」が目的ではないはずです。

そもそも、その目的は「1億円がないとできないこと」なのでしょうか?
他の手段を考えてみるのも検討の余地ありです。

「お金がないから○○できない」は案外ウソかもしれません。
実はしたくないか、市内でいることの方がメリットが大きいこともあるのです。

本当にやりたいことならば、周囲の状況がどうあれ、人間は行動を起こします。

「億り人になりたい」「お金持ちになりたい」という人に1億円あったらなにしたいの?って聞くと、返ってくる答えは、「旅行行きたい」「自分の飲食店開きたい」とか凄い多いです。

けど、実際、旅行へ行くのにも、飲食を店開くのにも、1億も必要ありません。

少なくとも、ほとんどの人がやりたいと思っていることは出来ないとしたならば、それはお金の問題ではありません。
2.感じないようにしている何かはないか?をチェック

2.感じないようにしている何かはないか?をチェック

投資の世界は数字の世界です。
心理的に言うと、文字や数字は、分かりやすい「思考」の世界。
思考の世界にずっと入り続けていると、感覚や感情を感じにくくなり、何を食べても何を飲んでも何を見てもなんとも感じないようになります。

感じにくくなるということはこれに留まりません。

「自分がどんなふうになりたいか」
「自分の本心や本音は何か」

なども分かりにくくなってしまいます。

ただ漠然と1億円ほしいと思っている人、好きなことを仕事にできない人は、1億円あっても好きなことは出来ないとは個人的に思っています。

「単純にカネがほしいだけ」という人も、自分自身が気づかない深い動機があります。
カネを手にすることで周りを思い通りにしたい、孤独感を拭い去りたい、あるいは、周りを見返したい、人と深くかかわりたくない…など様々です。
そしてそこに気づき、向き合わない限り、仮に1億円を手にしても「もっともっと」という行動をひたすら続けることになりがちです。

感覚や感情を感じないようにする、自分の本音や本心に気づかないようにする、自分が根深く抱えている自己否定感や恐怖心を見ないようにする。

これはある意味ラクです。ただし、その場しのぎにしかなりません。
この行動を続けている限り、永続的な深い安心感や幸福感を得ることは困難です。

体を壊してでも相場を追いたい、自分の命を削ってでも1億円を手にしたいなら別ですが、そこまでのことを意図していないなら、「自分が無意識に感じないようにしているものは何か」ということに意識を向けてみてください。
そこにおそらくあなた自身の幸福のホントのヒントがあるはずです。

余談ですが…


人とオープンに付き合える人、
「ダメな自分であってもできる自分であってもどんな自分であってもこのまま生きていていい」と自分に思える人、
自分の幸せの基盤がなんであるかが分かっている人、
自分の弱さをさらけ出しても自分はここにいていいと思える人、


そういう人のほとんどは、そもそも投資に関心をもちません。
必要ないのです。


ホントに困ったら、誰かに助けを求めることができるし、また自分自身の力を信じることもできるから。

生きていく上でお金は確かに必要です。
そして、投資など金融で「お金に働いてもらう」こともとても大事な知恵だと思います。

ただ、それが自分の幸せのすべてを決めるものではないことを、理解しておく必要があります。

3.やるも相場、休むも相場~たまには画面から離れよう

3.やるも相場、休むも相場~たまには画面から離れよう

相場の格言で「やるも相場、休むも相場」というのがあります。
やるだけが相場で、休むのは悪___一般的にはそう考えてしまいますが、達人はそうは思わないようです。
数字を離れて日常で休憩をし、リラックスする。
そうする中で、また知恵がひらめいたり、気力体力を回復して次の一手に出ることができます。

オススメは、天気のいい日は散歩する、ピクニックする、あと温泉やあったかいお風呂にゆっくりつかることです。
そして深呼吸をしてみてください。
おそらく、画面を見ている間は、かなり呼吸が浅くなっているはずです。
深い呼吸をすることで、身体が自然とゆるみ、緊張がほぐれていきます。



「そんなのムダじゃん」とそれでも言われるかもしれませんが。。。


相場が自分に幸せをもたらしてくれるようにするためには五感を養うことも大事なのです。
自分自身の感覚を大事にしながら、思考を自分のために働かせる。
このスタンスを維持することで、相場を冷静に見つめることができるようになります。

あなたの人生の主役は、仮想通貨の相場ではなく、あなた自身です。
人生の舵取りを自分でするためにも、恐れず勇気をもって、自分をまずいたわってくださいね。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 9479 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。