先日、こちらのサイトでも、ビットコイン先物取引が始まりそうだというニュースをお伝えいたしました。
実際にそれが実現できるかというカギは「委員会の認可が下りるか否か」でした。

投資信託にしても先物にしても、これまで何度も却下されてきた仮想通貨。
しかし今回、認可が下りる方向だということが明らかになりました。

米商品先物取引委員会(CFTC)は1日、米先物取引所運営大手のCMEグループ(CME.O)と、シカゴ・オプション取引所(CBOE)を運営するCBOEグローバルマーケッツ(CBOE.O)に、仮想通貨ビットコインの先物上場を認める方針を公表した。
CFTCの発表後、CMEグループは、18日にも取引を始めると発表。CBOEグローバルマーケッツは一方、取引開始日を近く公表する予定だ。
CFTCのジャンカルロ委員長は同日の声明で「ビットコイン市場には価格の乱高下や取引慣行に懸念がある」と指摘。
CMEとの6週間にわたる議論の結果、こうした不安を和らげるため、顧客保護や監視態勢の強化などで合意したという。

リスク管理について、CMEとCBOEは当初証拠金として30%~40%を要求するとのこと。
1日1回算出される対ドルレートに基づいて現金決済がなされる仕組みの模様です。

仮想通貨の先物取引については、シカゴオプション先物取引所も、近く行うことを明らかにしています。

また、米ナスダックも仮想通貨の先物取引を2018年に開始すると発表しています。

これまで仮想通貨については先物やETN、ETFなどの金融商品の市場を導入する試みがなされてきました。
しかし、米証券取引委員会などの反対により、実現していません。

今回の認可OKの見通しは、他の取引所での先物取引の開始だけでなく、他の金融商品の開発にも道筋がつくものと思われます。

参考:仮想通貨関連の金融商品市場のこれまで

先物取引が開始になったら仮想通貨市場はどうなるか

伝統的な取引所での先物の取り扱いは、ビットコイン取引の透明性や流動性の確保に加え、投資家に現物の価格変動リスクの回避(ヘッジ)手段を提供することで、健全な市場育成につながる効果も期待される。

この他、現物だけでなく、ヘッジ商品やプロの知恵が入った金融商品が開発されれば、変動の激しさに怯えていた潜在的な投資家層も、安心して投資にチャレンジするようになる可能性が広がります。
仮想通貨を実際に買ってみる層が増えるということは、その分より認知度が高まります。
また、現在単なる「投機」「アヤシイ」と見られる仮想通貨も、さまざまな金融商品と同等の存在になっていくことで、未来の資産運用手段のひとつとなっていくことになります。

今後ビットコインに対する当局の規制は強まることが予想される。

ただし、市場がより広がるということは、デメリットもあります。
一つは、投資家保護やボラティリティを抑えることが主眼となるため、これまでのような高騰や価格変動の機会が減っていく、ということ。
つまり、10万円が1000万円に化けるようなマジックが起こらなくなることが予想されます。

もう一つは、より監視・管理が厳しくなっていくということ。
そのため、今800~1000種類あると言われる仮想通貨が淘汰されていくことになっていく可能性があります。
もっとも、主要な取引所はそのすべての仮想通貨を取り扱っているわけではなく、ごく一部のものに限られますが。。。

仮想通貨の可能性よりも、投資家保護が優先されれば、新規仮想通貨を開発しても、それが市場で認知されたり「支払手段」として活用される可能性が低くなるかもしれません。

仮想通貨プラットフォーム、クリプトコンペアの最高経営責任者(CEO)は今回の発表について「デジタル資産が主流であることが暗に認められた」とした上で、将来的に上場投資信託(ETF)などの取引につながる可能性もあると述べた。

また、先物がOKになったということは、他の金融商品開発にも明るい兆しが見えてきたということでもあります。
ただし、その際、その金融商品の開発についても注意が必要です。
どの仮想通貨を取り込むかが課題になるわけですが、リターンを狙うあまりにリスクを取りすぎれば、2008年のリーマンショックの二の舞になる可能性が十分にあるからです。

さらに、仮想通貨先物市場が健全に、かつ堅実に運営されれば、仮想通貨に対して否定的だった米証券取引委員会(SEC)の姿勢も和らぎ、今後、仮想通貨のETFやETNに認可が下りるかもしれません。


SECの取引市場部門の主幹であるDavid Shillman氏は米国証券業金融市場協会のシンポジウムで次のように語っています。

SECがビットコイン関連金融商品を却下してきた理由の一つが、(仮想通貨)市場が、堅固で、規制されたものとして成長するかどうかを知りたいからだ

One of the reasons for the disapproval for a bitcoin product by the SEC was that the agency wanted to see if a robust, regulated market developed

ビットコインの将来の市場が強固なものとなることこそが、SECに絶対的な安心感を与えることになるのだ

If the futures market for bitcoin becomes strong, “that ultimately could give us more comfort,”

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鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。