まず、おさらいです。フィンテックとは・・・↓

◆フィンテックについて、初心者にも分かりやすく解説しています。フィンテックが分からない場合は下記よりご覧ください。↓

本当に、フィンテックは銀行業務を奪ってしまうの?

原理的には、現状のあらゆる金融取引がブロックチェーンで代替可能とも言われており、とりわけ、決済機能およびリテール分野のアレコレについては、将来的に銀行機能を完全に代替してしまう可能性も想定しておくべきなのかもしれません。
フィンテックが普及していくことで今後どうなるのかということについてですが、現在予言されているのが“銀行がなくなる”という衝撃的な内容。

これはあのMicrosoftの創業者であるビル・ゲイツ氏やロシア貯蓄銀行のアンドレイ氏が予言していることで、アンドレイ氏に至っては「10年後には銀行がなくなる」と発言。
バークレイズでCEOを務め、現在はFinTechベンチャー創設に向け精力的な活動を続けるアンソニー・ジェンキンス氏は、
今後10年間にわたり、世界中の銀行が人員と支店を半分に縮小せざるをえない。
と語り、テクノロジーがもたらすdisruptiveな未来に言及しています。

あらゆる金融取引がブロックチェーンで代替可能だという理由から、ビル・ゲイツ氏をはじめ世界の金融に携わるさまざまな人が「10年後に銀行はなくなる」と声をあげています。
仮にもし明日銀行がなくなってしまったら、混乱や困惑しか残りませんが、10年後はそれが当たり前になるかもしれません。
今想像できないことが10年後には現実となる。
それくらい、フィンテックの開発は日々進歩しているということですね。

しかし、本当にフィンテックは銀行業務「すべて」を奪ってしまうの?

ネットさえあれば、銀行がなくても企業は融資型クラウドファンディングを利用して融資を受けることができますし、LINE Payを利用すればわざわざ銀行やATMに足を運んで相手に送金する作業もしなくていいからです。

今後は、ネット環境さえあれば、ほとんどの金融業務は会社や自宅にいながら出来てしまうということですね。

◆しかし、世界の巨大金融機関の果たす役割は残ると言われています。↓

これまでの長い歴史に裏打ちされた差別化された「ブランド力」みたいなものは既存の銀行の価値として残ると思います。クラウドファンディングなんかも言われているが、正直いって、現時点の段階では、少額案件に限定されている印象。どれだけ分散化された非中央集権的な金融システムが整備されようが、メガバンクの営業本部が担っているような役割を代替するとは現段階では到底思えません。

10年後に銀行がなくなる!と言われている中で、巨大金融機関の一部が担っている業務はなくならないと言われています。
その業務がどういった内容になるのかは不明ですが、銀行が通常業務として行っている「少額案件」については、フィンテックの力で代替するようになることは、業界関係者が予想している通りとなりそうですね。

金融分野でのフィンテック事例とは

投資支援サービス-AIが投資プランをアドバイス

人工知能が6000銘柄以上の金融商品の値動きをチェックし、市場動向やユーザーの投資志向に合わせたポートフォリオをアドバイスしてくれます。

カード決済-スマホや指紋認証でお買い物ができる

小型のカード読み取り機をスマホに取り付けることで、スマホでカード決済ができるというサービスです。
日本では、フィンテックの先駆けといえる「お財布ケータイ」が以前から存在していましたが、そのスマホバージョンと言えます。

業務支援 -会社のお金を自動管理し、融資を受けやすく

保険-保険料まであなた仕様にコントロール

フィンテックは保険業界にも広がりつつあります。この分野に限っては、保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせたInsurtech(インシュアテック)とも呼ばれています。
例えば、自動車の急ブレーキや急発進した回数の情報を車に装着した電子端末で読み取ることで、「この人は事故を起こしやすい」といった分析ができ、より柔軟な自動車保険料を設定することができます。

融資 -借り手と貸し手を自動的につなぎ、銀行なしの融資が実現に

これまでは銀行員が財務諸表などを分析して融資の可否や額などを決めていました。これからは、取引情報をAIが分析し、自動的に融資を決断するなどの取り組みが始まろうとしています。
資金を借りたい人と貸したい人をインターネットで仲介するソーシャルレンディングサイトを利用することで、銀行を通さなくても融資を受けられるようになりました。

以上が金融分野のフィンテック事例ですが、フィンテックの開発については、ベンチャー企業が主導で、従来の銀行などの金融が提供してこなかった多種多様なサービスを日々続々と発表しています。
このままさらに開発が進めば、ビル・ゲイツ氏が言っているように、巨大金融機関の一部業務を除く銀行業務が10年後になくなることは、誰もが簡単に想像できるのではないでしょうか?
今後のフィンテックの動向に注目ですね。

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ねもとあい

不動産業界で10年実務経験がある、宅地建物取引士です。

ライターとしても活動しています。