あのリチャード・ブランソンは2年前からブロックチェーンをビジネスに活用

あのリチャード・ブランソンは2年前からブロックチェーンをビジネスに活用

枠にとらわれない生き方やビジネスで世界中に名を知られているヴァージングループの創始者、リチャード・ブランソン。
彼は、仮想通貨が本格的に始動した2013年からすでにその価値と技術に着目し、自社のビジネスに活用しています。

リチャード・ブランソンってどんな人?

このマークを見たことある人は多いはず

このマークを見たことある人は多いはず

リチャード・ブランソンを知らなくてもこのマークを見たことがあるひとは多いでしょう。
このマークは、イギリスで多角的にビジネスを展開している経営グループ・ヴァージングループのロゴです。
リチャード・ブランソンはそのヴァージングループの創始者です。

リチャード・ブランソンとは

リチャード・ブランソンとは

イギリス・ヴァージングループの創始者。
世界的には「伝説の経営者」としても有名。
ヴァージンレコードやV2レコードなど音楽業界での成功、
アトランティック航空といった航空業界での成功、
その他多角的に事業を展開している事業家。

リチャード・ブランソンは世界的に伝説の経営者でして、ヴァージン・レコード、V2レコードなどの音楽業界での成功、ヴァージン・アトランティック航空で航空業界での成功、そして多種多様な事業をおこなうヴァージン・グループを設立し、ついにヴァージン・ギャラクティックを立ち上げ宇宙旅行事業にも参入している超ド級のシリアルアントレプレナーです。

やっていることがチャレンジングで最先端なことが多いリチャード・ブランソン。
宇宙ビジネスに着手する先見の明があるなら、仮想通貨やブロックチェーンに着目してもむべなるかな…というカンジですね。
ちなみに、2015年はGoogleやAppleなどと競って電気自動車ビジネスに参入しています。

 ヴァージン・レコードの名を一躍有名にしたのがマイク・オールドフィールドの発掘とセックス・ピストルズとの契約です。マイク・オールドフィールドのアルバム「チューブラーベルズ」の評価は高く、映画エクソシストでも使われています。セックス・ピストルズは有名ですよね。世界的なバンドです。イギリス当局から監視されるほど過激な人たちです。そしてヴァージン・レコードはあのローリングストーンズとも契約したことで知られています。

リチャードは最初、雑誌の出版から始まり、ミュージシャンとのつながりを得たことから、レコード通販事業を開始します。
最初、メジャーレーベルから相手にされないようなミュージシャンを発掘し、自己所有のレコーディングスタジオで収録を行っていくのですが、のちにそれがセックスピストルズやローリングストーンズといった著名アーティストとのビジネスにつながっていくのです。

リチャード・ブランソンはヴァージン・レコードやヴァージン・アトランティック航空での成功を皮切りに次々に新しい事業にチャレンジしていきました。携帯電話事業、鉄道経営、ホテル事業、金融事業そしてヴァージン・ギャラクティックで宇宙事業にまで進出。自身が会長を務めるヴァージン・グループはなんと400以上の会社から成り立っています。そして2000年にエリザベス2世女王から「ナイト」の称号を授かり、サー・リチャード・チャールズ・ニコラス・ブランソンとなります。

ナイトの称号は、主に文化・学術・芸能・スポーツ面で著しい功績があった者に対し、首相の助言により君主から与えられるイギリスの栄典です。
影響力の大きさ、社会への貢献度の高さが認められた証といってもいいでしょう。

すでに2013年からヴァージンでは仮想通貨を支払手段として導入

ヴァージンでは2013年から既に仮想通貨決済を導入

ヴァージンでは2013年から既に仮想通貨決済を導入

ヴァージンでは、ヴァージン・ガラクティックという宇宙旅行の提供ビジネスを行う会社において、宇宙旅行の代金としてビットコイン決済が2013年から導入されています。

CNBCによるインタビューによれば、ヴァージン・グループには、ビットコインで決済を受け付ける事のリスクは、特になく、エキサイティングな新しい通貨であるため「WHY NOT?」の精神で採用したそうです。

リチャードのアントレプレナーシップが仮想通貨決済の導入を決定したと言っても過言ではありませんね。
冒険家であるリチャードならではの発言だといってよいでしょう。

宇宙旅行を予約する費用は、25万ドル(約2,500万円)となっていますが、既にビットコインでの決済を実行し、チケットを購入したハワイ在住の女性が1人いるそうです。

万が一、彼女が渡航の中止を希望した場合、費用は、決済時の米ドルで返金となる模様です。
あのウィンクルボス兄弟もこの後仮想通貨で宇宙旅行を購入

あのウィンクルボス兄弟もこの後仮想通貨で宇宙旅行を購入

これにより、Facebookの実質的な発案者であり、現在投資家として活動するウィンクルボス兄弟が、2014年、宇宙旅行予約の際、ビットコインで決済を行いました。ウィンクルボス兄弟は当時、世界有数のビットコインホルダーとされていました。

 「キャメロンと私は宇宙に飛びこむために、ビットコインを使用することにした。理由は、ビットコインとリチャード・ブランソンによる宇宙事業は、より良い世界を築くための二つの技術であると考えるからだ。私たちが継承してきたものを超えて構築し、先入観の壁を越えていく欲求は、人間の基本的な特性である」

「先入観のカベを超える」というのは、起業家マインドにとっては特に強い要素といっていいでしょう。
だからこそ、リチャードもウィンクルボス兄弟も、ビットコインホルダーとして早々に仮想通貨にチャレンジしたのです。

ヴァージン創始者インタビュー「ブロックチェーンは経済革命だ」

ヴァージングループの創始者であり、億万長者となったアントレプレナーであるサー・リチャード・ブランソンは、ブロックチェーン技術の熱烈な支持者だ。彼は10月3日、インタビューに対し、「ブロックチェーン技術は世界中の多くの国に、敬座革命を引き起こすだろう」と語った。

リチャード・ブランソンは、自身が所有する島で、定期的にブロックチェーン・サミットを行っています。その場に集まるのは、事業家やイノベーターが中心。ブロックチェーン技術を「奇跡の技術」としてそのメリットについて議論しています。そして実際に、「ブロックチェーン協定」など、このサミットから生まれたビジネスアイデアやパートナーシップも存在しています。

現在、途上国の登記システムにブロックチェーン技術の応用を試案中

現在、リチャードは、ブロックチェーン技術の提供を行うBitfury社とペルーの経済学者Hernando de Sotoと共に、グルジアの土地登記システムの改良に取り組んでいます。
グルジアのような経済途上国においては、登記された土地の権利が改ざん・ねつ造がめずらしくなく、本来の土地の所有者の保護がなされていないのが目下の課題となっています。
そこで、土地の登記にブロックチェーン技術を活用し、より透明性が高く、持続可能な登記システムを開発中とのことです。

リチャードは、この事業の意味に関し、次のように述べています。

エジプトのような土地を用意し、9割の人が家を持ち、庭を作ったとしても、その土地の権利書___つまり「この土地は自分のものだ」と証明できなかったら、ビジネスを始めることも、銀行から借り入れしたりすることもできないんだよね

土地の権利書というと、普段私たちの意識の上にはあまりのぼってきません。しかし、よく考えれば、リチャードのいうように、ビジネスをするのに土地は非常に重要な資産です。仮にバーチャル空間でビジネスを行うとしても、その動かす人間の所在地やワークスペースとして土地はなくてはなりません。また、銀行からお金が借りられるのも土地という担保があってこそです。

つまり、リチャードは、ビジネスの表層ではなく、根幹をきちんと見極めたうえで、透明性や安全性を担保すべく、ブロックチェーン技術を応用したいと考えたわけですね。

仮想通貨について、ヴァージン創始者はどう考えているか

リチャード・ブランソン自身も、2013年当時からビットコインホルダーでした。それから3年が経過した今、彼はビットコインをふくめ、仮想通貨をどのようにとらえているのでしょうか。

Bloombergのインタビューに対し、彼は以下のように答えています

「ビットコインそのものはうまくいっているよね。ビットコイン以上に貨幣価値のある仮想通貨が出てくるかもしれない。

いずれにしても、ビットコインの関連事業は一大産業であることには変わりない。

ビットコインの恩恵を逃してしまった人はたくさんいるし、中には経済的に損失を被った人もいる。

これはビットコインの変動の激しさのためなのだけど、その変動の激しさのために、人間もまたお金を失っているんだよね」

また、ブランソンは、ヴァージン・ガラクティックが、ビットコインを当社の宇宙事業決済に活用することには何の問題もない、とも付け加えた。

ビットコインを含めた仮想通貨のリスクを念頭に置いたうえで、現状とこれからを考察しているようですね。
かといって、ビットコイン決済を継続する姿勢は変わらず。

「リスクテイクなくして利益なし」という、起業家・冒険家らしい姿勢がうかがえます。

事業家であっても投資家であっても、新しいことを始めるには勇気がいります。
なぜなら、チャレンジには常にリスクがつきものだからです。
そして、多くの人はリスクを嫌がります。
なぜなら損したくないからです。

しかし、ここで大事なことはリスクを回避することではありません。
本当に大事なことは、リスクが何かを見極める姿勢、
そして見極めた上で、それでもなお予測不可能なリスクが発生しても引き受ける勇気です。
同時に、最終的に多大な果実を享受するのは、その冷静さをもってリスクテイクし、チャレンジした人間だけなのです。


リチャード・ブランソンのような冒険家になれないとしても、
その10分の1か100分の1の冷静さと勇気があれば、
仮想通貨でメリットを享受することも不可能ではないと言えるでしょう。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。