スマホひとつでカンタン少額投げ銭OK!|セレス、11月からビットコイン送金サービスを開始へ | 仮想通貨まとめ
「投げ銭」っていうと、500円玉とか100円玉とかリアルな硬貨のイメージしかないけれど

「投げ銭」っていうと、500円玉とか100円玉とかリアルな硬貨のイメージしかないけれど

投げ銭というと、路上でアーティストが帽子をひっくり返して演奏して投げ銭してもらうとか、リアルコインを神社やお寺にお賽銭として投げるとか、それくらいのイメージしかありません。

インターネットが普及して20年以上たちますが、このおカネに関するシステムは、なかなか便利になりませんでした。

しかし、仮想通貨が普及すれば、そのリアルな面倒くささが一発解消されることになりそうです。

セレス、11月からビットコイン送金サービスを開始へ

ビットコインの投げ銭でアーティストの応援が容易に

ビットコインの投げ銭でアーティストの応援が容易に

アーティストで生計を立てるのはかなり大変です。
自分でバイトしながら活動を続ける人が大半ですが、それでも限界があります。
ファンの応援が欠かせません。

しかし、路上ライブをくりかえしても限界があります。
かといって、口座をさらしたりするには抵抗があるもの。

そこでビットコインによる投げ銭システムが開発されたのでした。

東証マザーズ上場のポイントサービス運営会社のセレス <4696> は合同会社ジャノムと共同でビットコイン送金サービス「CoinTip」の運用を開始することを発表した。
 本事業「CoinTip」は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で気軽に少額のビットコインをチップ(投げ銭)としてあげることが可能となるビットコイン送金サービスです。CoinTip BotがSNS上のテキストコメントに含まれるコマンドを解析することによりビットコインのユーザー間の送金処理を行うことが可能となります。例えば、海外のアーティストに対してSNS上のアカウントを使って、日頃の創作活動を応援するための少額のチップ(投げ銭)をビットコインで送ることができます。CoinTipは多言語対応のグローバルサービスを目指します。

ちなみに、本サービスリリース後、セレスの株価は反発しています↓↓

セレス—反発、ビットコイン送金サービスを開始
反発。新たな事業としてビットコイン送金サービス「CoinTip」を開始すると発表している。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で少額のビットコインをチップ(投げ銭)としてあげることが可能になるという。同社は今年6月に合同会社ジャノムと提携し、新しいビットコイン・アプリケーションの共同開発で合意しており、CoinTipはビットコイン向けのサービス分野でのアプリケーション開発の第1弾となる。

ビットコインによる少額送金サービスに対して、皆がいかに将来性を期待しているかの表れだと言えます。

他のところでも既に始まっていた「仮想通貨の投げ銭システム」

質問サイトやブログでは既に投げ銭は始まっていた

質問サイトやブログでは既に投げ銭は始まっていた

セレスが最初かと思いきや、実は去年からすでに仮想通貨の投げ銭システムは始まっていました。有名な質問サイトや著名ブロガーは、仮想通貨による投げ銭システムを取り入れています。

月間3,500万人のユーザーが利用する国内最大級のQ&Aサイト『OKWave』は、近日中にビットコインでチップが送れるサービスを提供することを発表した。

OKWaveが他のサービスに先んじてビットコインのチップを受け付けたことは、大きなインパクトと成り得る可能性を秘めている。ビットコインによる寄付を受け付けるためには、ウォレットをシステムに組み込む必要もないため、セキュリティを意識する必要も一切ない。
有名ブロガーの大石哲之さんのブログには投げ銭ボタンも

有名ブロガーの大石哲之さんのブログには投げ銭ボタンも

FacebookやTwitterのボタンと同じように、さりげなく「Tip」のボタンが付されています

僕のブログのここに注目してください。じつは昨日から、ソーシャルボタンで、ビットコインのチップ(投げ銭)を受け付けるボタンをつけました。

これは、米coinbaseが始めたもので、ワンクリックでチップが受け取れる感じのもの。
ビットコインは少額決済が可能です。現在最低の送料が4円くらいですので、チップとして、小額を送っても割に合うとおもいます。

以前、日本でも投げ銭サービスがいくつか立ち上がった気がしますが、消えてしまいました。直接お金をおくることはできずに、事前に購入したポイントなどを使う方式だったとおもいます。

ビットコインの投げ銭は、直接ビットコインを投げるので、リアル感が違うとおもいます。

概念的にはいぜんからあった投げ銭サービスですが、仮想通貨がでてきて、初めて実用的なものになっていきそうですね。

coinbseのものは、投げ銭をうけとるには、coinbaseのウレットをあとから作る必要があります。ウレットのプロモーションにもなるということで一石二鳥なのでしょう。

なお、うけとったビットコインは、ビットコインなのでもちろん他の財布でもどこでも移動できます。ここがやはりポイントの投げ銭とちがって有り難みがぜんぜん違いますね。

意外ですが、リアルライブで100円玉や500円玉ではなく、ビットコインをバーチャルで投げる実験もやってました↓↓

リアルライブでビットコインの投げ銭も

リアルライブでビットコインの投げ銭も

リアルで目の前にいないアーティストだけでなく、リアルライブでアーティストにビットコインを投げ銭する体験記もありました。
QRコードをポケットアプリで読みこんでビットコインで投げ銭するシステムです。

既存システムだと個人間の「投げ銭」って難しい

現状のシステムだけだと、個人間の「投げ銭」、マイクロペイメントはなかなか困難です。
銀行間送金は手数料が高い、クレジットカードはビジネスのみ。
そしてもっとシンプルなファイナンスとして有名なペイパルでは、一応マイクロペイメント可能なことになっていますが、いろいろ条件が必要です。

また、銀行やクレカ以外にも、ネットの投げ銭サービスはありますが、基本そこで「投げ銭」として使われるのはポイントなどです。

あまり「お気軽」とは言えませんね。

Paypalで気楽に1000円送るのはハードルが高い

あのPaypalでさえも個人間で少額送金しようとすると面倒くさい

あのPaypalでさえも個人間で少額送金しようとすると面倒くさい

かつて個人間少額送金、つまり「投げ銭」がPaypalではOKだったのですが、2010年の資金決済法改正により、それができなくなりました。
これができれば、簡単な寄付やら送金やら応援やらができるのですが…もったいない。

マイクロペイメントへの登録は、プレミアアカウント、又はビジネスアカウントでないと行えません。
パーソナルアカウントの方は、プレミアアカウント以上にアップグレードしてください。(アップグレードは無料です)
また、一度マイクロペイメントへの登録を行うと、簡単には通常の決済手数料には戻せません。
 (一応、カスタマーサービスに連絡すれば、戻してくれるとの記載はあります。)
もし通常決済とマイクロペイメントの両方を使い分けたい場合には、PayPalのアカウントを2つ用意する必要があります。

ネット上の「投げ銭」は、基本「ポイント=投げ銭」。おカネそのものではない

ネット上にもすでに投げ銭システムは存在しています。
ただし、特定の商品を購入するための寄付だったり、ホームページが必要だったり、条件が必要となります。

15円から始められるソーシャルカンパシステム「Kampa!」

15円から始められるソーシャルカンパシステム「Kampa!」

Amazonギフト券を仲介して、相手に物を送れるカンパサービス。
アフィリエイトを上手に使ったシステムで手数料無料を実現。
はじめるにはTwitterかFacebookのアカウントが必要です。

カンパミー! - ライブメディアクラウドファンディング

カンパミー! - ライブメディアクラウドファンディング

クラウドファンディングのインタフェースでカンパを行えるサービスです。
You Tubeやニコ動などでライブ配信しているクリエイターを支援するためのカンパシステム。

ユグドア | 世の中すべてのホームページにチップを送金できるサービス

ユグドア | 世の中すべてのホームページにチップを送金できるサービス

ホームページがあればカンパを受け取れるシステムです。
ホームページアドレスを指定すると、そのサイト管理者に届けてくれるというものなので、理論上どのウェブサイトにも送ることが可能です。
受取人は本人確認を行うと貯まったチップを受け取れます。

既存システムでも投げ銭はできないことはありませんが、本人確認が必要だったり、商品で寄付という形になったり、職業が限定されていたりと条件がいろいろです。
また、こういうサービスそのものも極めて少ない。

いかに既存システムでの「投げ銭」が難しいかが分かります。

仮想通貨は「投げ銭」「マイクロペイメント」に向いている

「仮想通貨だと送金手数料が激安」なのは有名

仮想通貨が他の決済手段に比べて圧倒的有利な点は何と言っても「手数料の安さ」です。
銀行やクレカ会社のような仲介者がいない分、手数料がかかりません。また、手数料計算も仮想通貨のデータ量がベースとなっています。

ということで、送金に仮想通貨はすごく適しているのです。

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鈴木まゆ子 / 830 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。