宇宙と地球を行き来する仮想通貨「ソーラーコイン」

宇宙と地球を行き来する仮想通貨「ソーラーコイン」

太陽光発電を推進する企業が、宇宙空間の衛星を、仮想通貨のデータセンター(ある意味オサイフ)を取得しました。

暗号通貨を提供することで太陽光発電を推進するという企業が、宇宙空間に設置されるデータセンターのストレージを取得する契約を交わしたと発表した
その目的は、自社のブロックチェーンウォレット(暗号通貨の保管場所)をハッキングから保護するためだ。2014年創業のソーラーコイン・ファウンデーションは、太陽光発電業者を対象に「グローバル報奨制度」を実施している企業で、発電量1メガワットごとにブロックチェーン通貨を提供している。

そのソーラーコイン・ファウンデーションが、宇宙データセンター「SpaceBelt」(スペースベルト)のデータストレージ取得に合意したのだ。
スペースベルトは、衛星を使った事業のスタートアップ、Cloud Constellation(クラウド・コンステレーション)が計画しているサーヴィスで、2025年までに軌道を周回する衛星上でデータの通信・処理・保管を行うというものだ。

「仮想通貨が太陽光発電を後押しする」…というのがイマイチ結びつきません。いったいどういうことなのでしょう??

これについては以下に見ていきます↓↓

「ソーラーコイン」ってどんなもの?

ソーラーコインは太陽光発電促進のための仮想通貨

ソーラーコインは太陽光発電促進のための仮想通貨

ソーラーコインは2014年1月、太陽光発電促進のために開発された仮想通貨です

ソーラーコインって何?どうやって発行されますか?


1MWh=1 ソーラーコイン(§SLR)

ソーラーコインはソーラーコイン基金が管理するデジタル資産です。ショッピングでポイントが貯まったり飛行機でマイレージがもらえるように、太陽光発電で発電した電力1MWhにつき1ソーラーコインがもらえるという、ボーナスのような仕組みです。ソーラーコインは当サイトSolcrypto(ソルクリプト)などで申請して獲得することができ、他のデジタル通貨のように利用することができます。もちろんデジタル通貨取引所で他の通貨から両替して取得することもできます。

ソーラーコインは、太陽光発電をすることによってもらえる仮想通貨なのですね。
仮想通貨はデジタルな存在。つまり、これを作るには電力が欠かせません。

が、一般的に、原子力発電や火力発電の場合、環境汚染やCO2排出の問題が伴います。これにひきかえ、太陽光発電はクリーンなエネルギー。

つまり、この「ソーラーコイン」の発想は、人間の「おカネが欲しい!」という欲望をうまく使って環境改善を図ろうというところから始まっています。

ソーラーコインは二つの仕組み(プルーフオブワーク)により支えられている。 一つはデジタル通貨に関連した伝統的暗号技術であり、もう一つは、1MWhの太陽光発電を計測するための第三者による認証技術である。ソーラーコインはこの二つの仕組みを太陽光発電の見返りという意味で公平に分配している。
ソーラーコインはソーラーパネルを自宅の屋根に取り付けている家屋の住人、または大規模な太陽光発電所(リースか融資かなどの形態にかかわらず)が利用可能である。
ソーラーコインはビットコインやイーサリアムとは別物

ソーラーコインはビットコインやイーサリアムとは別物

ビットコインやイーサリアムのマイニングは、発行上限が決まっています。イメージとしては金鉱脈を掘り当てるのと似ていますね。
ソーラーコインは太陽光がマイニングの源となりますが、これについては発行上限は決まっていないようです。

ソーラーコインはビットコインに取って代わるものではない。世界的な太陽光発電を促進するためにブロックチェーン(データベース)技術を使用して作られた、あくまでも補完的な通貨として位置付けられる。

ソーラーコインのマイニングは太陽光発電に限定されています。
とはいえ、ソーラーコインのマイニングはビットコインのマイニングの50倍。
仮想通貨的にも「エコ」なタイプなのがソーラーコインです。

なぜソーラーコインにこだわるのか。ソーラーコインの価値は、太陽や、地球を守ろうとする人々の願望という確かなものとつながっています。太陽は40億年以上もの間地球を照らし続けており、たった一時間で地球の全人類に十分なエネルギーを与えることができるのです。ソーラーコインは再生可能エネルギーと直接つながるデジタル通貨です。太陽光発電をする人がソーラーコインを得、ソーラーコインを得るために太陽光発電をする。ひとつの理想的な形だと思います。

Solarcoin - YouTube

出典:YouTube

ソーラーコインの概要解説の動画@英語です。

一般の通貨やビットコインなどの他の仮想通貨と交換可能

ソーラーコインがビットコインやイーサリアムとは別物なのは分かったけど…
コインが手に入っても使えなかったら意味がないですよね?

ソーラーコインに利用価値はあるのでしょうか。
また、他のコインや通貨と換金可能なのでしょうか。

【ソーラーコインで何が買えますか?】

現在のところ、ソーラーコインで直接商品やサービスを購入できる店舗や企業は限られています。しかし、ソーラーコインを扱うデジタル通貨取引所でポピュラーな通貨へ両替することにより、より多くの企業や店舗で利用することができます。


【ソーラーコインをお金に交換できますか?】

デジタル通貨取引サイトを利用して、様々な通貨やデジタル通貨に交換できます。ソルクリプトでは取引することはできません。

ソーラーコインそのものを使えるところは限定されていますが、両替をすることで、ショッピングや投資などにも使えます。

太陽光発電のお寒い現実の救世主にもなりうるのが「ソーラーコイン」

太陽光発電の買取りシステムは現在破綻モード

太陽光発電の買取りシステムは現在破綻モード

2011年の東日本大震災を機に、原子力発電を見直し、もっとエコで地球にやさしい太陽光発電を推し進めようとする動きが出てきました。その一つが買い取り制度。

しかし、高度成長期のような経済発展がもはや見込めない今、その制度も早々に立ち行かなくなった模様です。

太陽光発電の買取制度が破綻しているらしい。というか、こんな破綻見え見えの制度を「空気」で導入したツケがまわってきた。20年間も買い取るようだが、2年めでもう限界とギブアップしたのは日本にしては早いだろう。一旦破綻させるべきだ。そうでなければ、生活に苦しい世帯が限界の節約をしたお金が、太陽光の業者にノーリスクで20年間移転し続けることになる。
【実は以前から危惧されていた】

平成24年(2012年)7月に、固定価格買取制度が施行され、再生可能エネルギーは一気に注目を浴びました。

特に太陽光発電は、【売電価格の高さ】・【事業開始のしやすさ】から人気を集め、
土地の確保が容易な地方(北海道や九州等)に次々とメガソーラーの建設が始まります。

【変電所の『限界』】

しかし、受け入れる電力会社の変電所にも【限界】があります。

変電所の変圧器の容量を超える分は、【電力の安定供給に支障が出る】として、例外的に接続を拒否することが認められています。

【変電所の容量を増やす】設備投資も、時間と費用がかかり、太陽光発電の急激な普及には追いつきませんでした。

【『バックアップ電源』の必要性】

電力会社の変電所は、太陽光発電の電気だけを扱ってるわけではありません。

電力会社の【自前】の電気を減らせば、容量に空きができ、受け入れられる太陽光発電が増えます。

しかし、風力発電や太陽光発電等の再生可能エネルギーは、【発電量が一定しない】という欠点があります。

『今日は雨で、風も無いから電気が使えません』とは、いきません。

電力の安定供給のために、常に一定の発電能力を確保しておく必要があり、
火力発電等を止める事が出来ません。

以上のような状況から、
【早めに対策を立てなくては、いずれ限界に達する】と言われてきました。

2011年の東日本大震災を機に、「原子力発電から太陽光発電に切り替えよう」という風潮が一気に高まりました。
政府もこれをバックアップ。

しかし、自然のエネルギーを使った発電は、クリーンで再生可能というメリットがある一方、天候や環境の影響を受けやすく不安定というデメリットもあります。
だからといって「今日は発電をやめまーす!」というわけにも行きません。
そして、変電所としても太陽光発電のためだけに「空き」を作るわけにはいかないのです。

この従来の「太陽光による電力の売買システム」について、2年前くらいからシステムの限界が問題視されていました。

太陽光発電の電力の買い取り先を仮想通貨にすべきという議論

太陽光発電の電力の買い取り先を仮想通貨にすべきという議論

仮想通貨のマイニングも膨大な電気を使います。そして太陽光発電の電力も受け入れ先に困っている。

ならば、「双方をうまくマッチングさせてしまえ」という議論も出ていました。

太陽光の余剰電力は、全部ビットコインにするのがいい。ビットコインのマイニングは壮大な電気の無駄と批判されることも多いが、こういう電力を使えば問題なかろう。どうせ受入不可な電力で、誰も使うことなく消えていくものなのだ。

これらの電力でマイニングをすれば、一定のビットコインが得られる。電力をビットコインにいったん換金すれば、貯蓄可能であるし、トレードも可能だ。

ビットコインインフラの一部をこうした太陽光発電ノードが担うという発想は悪くない。
電力というのは契約の取引の側面が大きいので、ネット上のスマートコントラクトの取引にうってつけだ。電力取引が、ネット上の契約取引のキラーアプリになる可能性すらあると思う。

すでにマイニングコントラクトというかたちで、電力の売買が行われている。これをもっと進めていけば、世界中で電力の最適な配分が可能になるかもしれない。

太陽光でマイニングするソーラーパネルも存在

太陽光でビットコインを採掘をする機器も存在する

太陽光でビットコインを採掘をする機器も存在する

ソーラーパネル3枚で太陽光を発電すれば、それをエネルギーにいくらでもソーラーコインをマイニングできるという仕組みです。

Web サイト上の説明によると、電気代のかからない理想的なマイニング環境をうたっています。ソーラーパワーで採掘をするということは、採掘における最大の問題である電力問題(というか電気代問題)を一気に解消する期待が持てます。

ただし、これだけでは当然ダメで、USB接続の採掘端末は別途必要とのことです。
ソーラーパネルでガンガン作ってあとはよろしく!というわけにはいかないのですね。

システム的にはまだまだ発展途上のソーラーコインですが、仮想通貨のマイニングの事情とうまくマッチングし、かつ、もっと簡単に、永続的に発電&マイニングシステムが開発されれば、ビットコインやイーサリアムをしのぐ仮想通貨として流通するかもしれません。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 6136 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


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こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。