そもそも、ビットコイン技術とは、簡単に説明すると以下のようになります。

ビットコインは、中央を持たないのに、銀行を経由しているかのようにコインをやりとりできる「通貨」。
•「公開鍵暗号」で第三者がコインを勝手に盗めなくなり、
•「ブロックチェーン」のしくみで、当事者が通貨を二重に譲渡するのを防ぐことができる。
•「ブロックチェーン」の運営に貢献した人は報酬がもらえる、これが「マイニング」。

ビットコインと同じくらいイーサリアムってよく聞くけれど、実際にはどういうもの?

イーサリアムはビットコインにどんな付加価値が付けられているのでしょうか?
イーサリアムの付加価値は「契約」です。
世の中の契約をネット上で保存・実行していく機能です。

イーサリアムは「ビットコインシステム」+「契約管理」を可能にする画期的な機能を持っていると言えます。

イーサリアムでは、スマートコントラクト(契約)を記述する。これは、いわゆる民事の契約を、コンピュータがわかるように記述しようというものだ。つまり、契約書、契約を、コンピュータのスクリプトにして、コンピュータが理解し、処理できるようにしようというものだ。
契約を実行できるようになるとともに、過去の契約を保存し続ける事ができるのがビットコインをはじめとするブロックチェーン技術の卓越した技術になります。

世の中には金銭貸借契約、不動産契約など、「契約」と言われるものは多数存在します。
例えば、AさんからBさんに、10万円を2016年12月31日に支払う、といった契約があったとします。
この契約に電子署名をし、偽造できない状態でブロックチェーンに書き込み、期日がきたらコンピューターが自動発動し、決済処理を行うことが可能となります。

権利や契約が移動した経歴をすべて保存する事ができるので、今誰にどのような権利があるのか?完全に保存する事ができるようになるのが、イーサリアムの革新的な部分です。

不動産の売買取引1つをとってみても、登記簿謄本の取得は電子データで取得できるものの、中間省略の売買があった場合は、謄本では追えません。それをイーサリアムのシステムで一元管理できてしまえば、全ての取引が分かるようになり、取引において時間短縮にもつながりますから、結果的にコスト削減にもつながり、便利ですね。

期待される中、イーサリアムに衝撃事件!The DAO事件とは

2016年6月17日金曜日の午後、イーサリアムにまつわる衝撃的な事件が起きた。

先日クラウドセールで150億円相当の資金を調達したTheDAOから資金が意図しない形で流出したのだ。これによって、TheDAOを開発した企業、それに投資した人、そしてプラットフォームとして使用されたイーサリアムのコミュニティの三者が大きく影響を受けた。
The DAOのコードの脆弱性をうまくついたハッカーがThe DAOを分割させて別の所(The DAOを分割した部分、子DAO[Child DAO])に資金を移動させた。結果的にThe DAOにあった資金の約30%が外(子DAO)へ流出する事態となった。

ちなみにThe DAOとは↓

The DAO は、Ethereum のネットワーク上で稼働するように設計されたフレームワークになります。
The DAO のプログラミング言語には、Ethrerum 用に開発された Solidity が使われています。

結局The DAO事件はどういうことだったのかと言うと・・・↓

The DAOのプログラム上の弱点をうまく突かれてしまったのだ。流出したのはThe DAOの中のETHだが、イーサリアム自体に問題があったわけではない。

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ねもとあい

不動産業界で10年実務経験がある、宅地建物取引士です。

ライターとしても活動しています。