日本とアメリカの違い「融資のプロセス・スピードも格段に異なる」

フィンテックに関してはペイン(負担)を減らすという意義があると思います。僕自身が大学からアメリカで、この会社も12年やって、3年前から日本法人も作って経営を行っているんですよ。会社の口座も日本とアメリカにあるんですけど、あまりにも日本のペインが大きすて驚きの連続です(笑)
アメリカで融資枠を獲得するためには、普段行っている支店に行って担当者と30分くらい話して、じゃあ10万ドルだったらとりあえず出せるよと財務資料も出さずに言われます。

銀行に提出したのは「タックスリターン」のみだといいます。
タックスリターンとは、日本でいうと所得税の確定申告にあたるものです。
日本と異なり、給与所得者の年末調整などもないため、
給与でもらっているひとには年末調整のような意味にもなります。

日本では融資に必要な資料がいくつかありますが、
国内であれば絶対必要なバランスシートも出さずに
融資を受けたたそうです。
バランスシートとは、貸借対照表ともいいますが、
ある一定時点におけるの財政状態を示す一覧表のことです。
会社の経営状況を知るための資料もなく、融資を受けることができ、しかも必要な時にだけ使う「短期の融資枠」も獲得出来きたといいます。

この銀行を10年以上使っているとはいえ、正式なものを出さずに
ここまでの手続きをできるのは日本の銀行とは真逆といってもいいかもしれません。
日本ではありえない融資制度ですね。

最終承認の電話でOK と言われてからオンラインフォームを提出して、それで次の瞬間にオンラインで融資枠とかが出ている。その後銀行の支店に行って海外送金したいんだけどって言ったら、オンラインで出来るからわざわざ来なくて大丈夫って言われました。銀行の支店に直接行く必要性がなくなってきていて、銀行の役割がかなりオンラインベースになってきている。
これらは多くのユーザーに対していちいち面談で対応しているとコストがかさむので合理化を進めているのだと思います。また、各種フィンテックサービスが台頭する中で、銀行もユーザー体験の改善を急激に進めている印象です。

資料の提出もなく面談の時間もなく融資を受けられる規定は、
コスト削減とはいえ、どんなに効率化しても日本ではありえないことではないでしょうか?
これは、フィンテックに対応する銀行の姿があるようですが、
いま対応していかなければ崩れてしまう恐れを感じ取っているからだとも言います▼

ハーバードビジネスレビューでは、今後新たなサービス構築やイノベーションを起こせない場合、既存の銀行の約92%は10年以内に世の中から消滅すると予想している。

もし、海外にいる彼らが日本で融資を受けようとした場合…▼

一方で、日本側でメインバンクに融資の相談に行ったら、まず海外在中だから審査対象にならないということと、できたとしても最終的には本人が日本に帰って支店に行って契約しないとダメ。契約書類にハンコとサインだけして契約書だけ送ってもダメって言われるんですよね。金融庁から降りてくる規制に基づいて決まっているので、どうしても難しいところがあるんですという感じなんですよ。

そしてここまでたどりついてから、日本ではバランスシートが必要になりますので、更に審査が待っています。

日本の金融が世界中から置いてかれていて、日本と世界の金融業界のギャップが広がりすぎているように感じます。御社のようなサービスがどんどん増えていかないと日本の人は苦しいと思います。

スタートアップなど資金が必要な人がすぐに借りれる世界観

日本では融資に関して、銀行が融資を実行しているケースであっても、信用保証協会の基準に依存していることも多いんです。ただ、その延長だと、個別の銀行ごとの融資モデルは作りにくくなります。
リスクを取りながらも金利が高いので、もしリスクを取ったとしてもリカバーできる感じだと思います。そういうことを考えると、日本の銀行は身動き取れなくなっているように見えます。
それは文化の違いでもありますね。フィンテックは業務コストを下げるところが大きな特徴としてあるんですけど、既に人がいて、店舗があって、という状況ではすぐにコストカットには行きづらいんですよね。

日本とアメリカの個人マーケットの違い

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仮想通貨まとめ編集部の志水

税理士事務所兼、マネージメント・財務・
会計・経営・人財コンサル業に
20年近く勤務してきました。

投資も含め、仮想通貨によく似たコインや
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