UNIトークンとは?

UNIトークンとは、分散型取引所(DEX)最大手のUniswap(ユニスワップ)(※)が発行しているのガバナンストークンを指します。

ガバナンストークンとは、ネットワークの運用・開発についての方針をステークホルダーによる投票で決定するトークンを指します。ここでいう方針には、プロジェクトへの機能の追加や削除、割合の変更、新たな提案などが含まれます。実用化当初は機能しないとされていたものの、現在ではMaker DAOなどでハイレベルなガバナンスを実現しており、Curve FinaceやYearn Financeなどはより広域の提案が行われ、実装され活用されています。

取引の数や利用する企業の数が増えることでネットワークの価値が上がると、投票によって影響を与えられるということは貴重なリソースになります。ネットワークの投票権の価格は、保証するネットワーク価値によって指数関数的に上がります。

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UNIトークンの誕生経緯

UNIははじめ流動性マイニング(※)の報酬として、Uniswapに資金をプールして流動性を提供したユーザーに配られました。

※流動性マイニングとは特定の暗号資産(仮想通貨)ペアを流動性プールに預けることで、通常のスワップ手数料に加えてガバナンストークンなどの報酬が手に入るという仕組みです。

UNIトークンの仕組み

UNIトークンの価値については、現在はスワップ手数料を得るためにUniswapにプールするユーザーがいるため流動性が確保されています。つまり、Uniswapへの信頼がベースで成り立っています。当初はスワップ手数料に加えてUNIを無料で配ることでユーザーがプールしやすいようにし、徐々にUniswapの知名度を上げていきました。

UNIトークンの価値

Uniswap公式HPによると、今後の4年間で10憶UNIが発行される予定で、4年後から年2%のインフレを起こすとされています。 2021年現在、分散型取引所(DEX)は徐々に知名度を上げてきており、UNIトークンは時価総額ランキング14位で価格も上昇中です。

UNIトークンを購入するには?現在、流動性マイニングは実施されていませんが、取引所で取引することができます。また、取引所のUniswap(ユニスワップ)に登録しなくてもUNIトークンは取引可能です。国内大手ならばCoincheck(コインチェック)等の仮想通貨取引所で購入可能です。その他に、FTXを用いた購入方法と、クレジットカードを用いて直接購入する方法があります。クレジットカードで購入する場合も、あらかじめFTXに口座開設しておく必要があります。また、FTXでクレジットカードを使うにはKYC認証のレベルを2に上げる必要があります。

UNIトークンの将来性

UNIトークンの価格は、取引開始から主に下落傾向にありましたが、2021年1月に入り一気に上昇しました。今後もこのように安定性はあまり望めませんが、長い目で見ると、取引所のUniswapの成長に伴い全体的にUNIトークンの価値も上昇していくのではないか、というのが大方の予想となっています。

2021年現在、今後4年間で、10億個のUNIトークンがリリースされる予定です。その10億トークンのうち、60%がコミュニティメンバーに、残りの40%がチームメンバー、投資家、アドバイザーに提供されます。権利確定期間は最大4年となっており、4年後にトークンインフレ率は年2%になる計算です。

(※価値予想についてはあくまで参考までにしてください)。